ワークマン 常勝の方程式

年収1200万円でコンビニよりホワイト!? オーナー希望者が殺到する理由

ワークマンの出店増を支えるのが、店舗の約9割に当たるフランチャイズ(FC)契約店。FC契約の初回継続率がほぼ100%の“ホワイト”FCとしてオーナー希望者が殺到中だ。

 「先に脱サラした元同僚から、『ワークマン、いいぞ』と誘われて」──。

 そう話すのは、ワークマン足立尾久橋通り店の店長を務める武藤等さん(写真)だ。

 武藤さんはドラッグストア社員からの脱サラ組。50歳の頃、ワークマンのオーナーになっていた元同僚から声を掛けられた。衣料品を取り扱った経験はなかったが、「何事も続かなかった、あの同僚にでもできるんだったら」と、2012年にワークマンオーナーの道を選んだ。

 フランチャイズ(FC)契約を巡っては、24時間営業など、コンビニの加盟店オーナーの負担が世間の注目を集めている。そして、ワークマンの国内店舗数839店(19年4月時点)の約9割が、FC契約店である。

 ワークマンがコンビニと違う点は、営業時間が短いこと、そして定休日があることだ。職人向けの商品が多いため、ワークマンの開店は朝7時からと比較的早いが、夜は8時に閉店する。レジ締めの作業を昼間に行うため、閉店作業が少なく、閉店後5分で店を出られるという。

 ワークマンのオーナーへの道は大きく2通りある。オーナーを募集している店舗を探して面接を受けるパターンと、現オーナーからの紹介や親族への引き継ぎなどの口コミによるもので、後者の比率が約3割だ。

 オーナーになるには、個人契約で1人1店舗。夫婦での登録が原則だ。これは店のリピーターを増やすためであり、夫婦だと「夫のファン」「妻のファン」と顧客をそれぞれ獲得できるからだという。

 職人がオーナーになることはほとんどないため、商品がどういう職種の人に使われ、どれが良いものなのかは客から教わる。職人向けの商売は、昔ながらの個人商店のような密なコミュニケーションが必要だ。しかし、客が付けば常連化しやすいという長所がある。

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週刊ダイヤモンド 2019年7/13号 [雑誌]

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ダイヤモンド社; 週刊版
2019-07-08

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国内店舗数が846店(2019年9月末時点)と“ユニクロ超え”を果たし、25年には1000店の目標を掲げるワークマン。作業服市場では断トツのシェアを誇り、高機能で高品質な商品作りにまい進してきた。そこで築いたビジネス手法をアパレルに持...もっと読む

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