週刊東洋経済
【
花粉症・アレルギーに克つ#9】働き盛りの間で増えているぜんそく、放置すると死に至るケースも
2016年1月、会社員の酒井雅彦さん(仮名・51)は風邪をひいた。夜になるとせき込んだりたんが絡んだり、よく眠れない日が続いていた。とはいえ、日中はそれほど症状がひどくなかったため、「そのうち治るだろう」とやり過ごしていた。
2016年1月、会社員の酒井雅彦さん(仮名・51)は風邪をひいた。夜になるとせき込んだりたんが絡んだり、よく眠れない日が続いていた。とはいえ、日中はそれほど症状がひどくなかったため、「そのうち治るだろう」とやり過ごしていた。
ある日の明け方、息苦しくて目を覚ますとせきが止まらなくなった。「せきの合間に息を吸おうとしてもうまく吸えず、胸のあたりからヒューヒューと嫌な音がする。これはただごとではないと怖くなった」(酒井さん)。
翌朝、近所の内科クリニックを受診して検査すると、気管支ぜんそくと診断された。「ぜんそくは子どもの病気だと思っていたから驚いた」。今でもぜんそく薬を1日2回使い続けている。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
人気の連載
-
武田砂鉄
-
フェルディナント・ヤマグチ
-
May_Roma
29047
false
この連載について
週刊東洋経済
「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む
著者プロフィール
日本で最も古い週刊誌です。「今」の本質を掴むためには全体を俯瞰し、長い時間軸のなかで問題をとらえる視点が欠かせません。週刊東洋経済は日本と世界の経済を120年以上、愚直に見つめてきました。戦前戦中の言論抑圧時代も社是である自由主義の立場を崩すことなく貫いてきました。年月を重ねているからこそ、読者の信頼に応える記事を作り続けている自信があります。