第二講 文章は接続詞で決まる?

前回の講義では、文章には論理が必要だという話をしました。そして次回(つまり今回)、論理的な文章を書くためのとってもシンプルなルールをお教えします、と。  ということで今週から2回にわたって、論理的な文章の書き方について考えてみたいと思います。(『20歳の自分に受けさせたい文章講義』より加筆・修正)

その文章、迷子になっていませんか?

 論理的な文章。なんともイヤな言葉です。
 いきなり「もっと論理的な文章を書け!」と言われたらうんざりしますよね。ぼくだって編集者にそんなこと言われたら緊張します。いかにも堅っ苦しい文章、六法全書みたいな文章(読んだことはありませんが)を書かなきゃいけないような気になります。
 そこで視点を変えて、非論理的な文章について考えてみましょう。ぼくたちはどんな文章を読んだとき、非論理的だと思うのでしょうか?

「なにを言ってるのかわからない文章」
「言ってることがくるくる変わる文章」
「一方的な思い込みで進んでいく文章」

 いろんな意見があると思います。ちなみに「言ってることがくるくる変わる」というのは自己矛盾ですね。そして「勝手な決めつけで進む」というのは客観性の欠如です。もちろんどちらも問題ですし、あとでしっかりフォローしますが、なにより困るのは「なにを言ってるのかわからない」という支離滅裂な文章でしょう。

 文章を書くことは、ドライブに似ています。
 なんとなくの目的地はあるけれど、どんな道順でそこにたどり着くかは、道路の状況を見ながらその場の気分で考える。遠回りすることもあるし、道に迷うことだってある。むしろ寄り道がドライブを楽しくしてくれることもあるでしょう。

 そして「なにを言ってるのかわからない文章」とは、文章が迷子になった状態だと思ってください。自分ではちゃんと目的地に向かって進んでいるつもりなのに、いつの間にか道に迷い、途方に暮れている。いや、迷子になったことにすら気づいてないのかもしれない。

 じゃあ、どうして道に迷ってしまったのか。

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文章ってそういうことだったのか講義

古賀史健

「話せるのに書けない!」を解消してくれる新書として話題となった『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。著者の古賀史健さんが、cakes読者のために、そのエッセンスを抜き出したダイジェスト版の文章講義をお届けします。

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