良くも悪くも、結婚すれば子供がいれば

「モテる文体とはなにか?」を徹底的に分析する連載です。今回は、「知的な文章ってどういうものか?」について解説します。書評ライター・三宅香帆さんの著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』から特別収録。


岸政彦の中立力
そんなに深く考えているのに「わからない」なんて知的。



常識やルールって、「単なる思い込み」の一種なんじゃないだろうか。

あれはこうだ、これはああだと結論を急ぐことなく、中立な立場になって、もっといろんな可能性を探し続けるべきなんじゃないだろうか。

社会学者・岸政彦先生の文章を読むと、そんなふうに反省させられます。

私たちはみんな同じように暮らしているように見えて、性別、年齢、職業、地元、学歴、文化 …それぞれ異なる見方で物事をとらえているんですよね。


この文章には、はっきりとした結論がありません。

この文章の中でおこなわれているのは、Aという自分の考えに対して、Bという自分の考えで否定することだけ。

どういうことか、見ていきましょう。

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文芸オタク女子の バズる文章教室

三宅香帆

こんな書き方もありだったのか! 文芸オタク女子が暴露する、「モテる文章の秘密」がいっぱい。文章を書くという行為が、今よりもっと面白くなるはずです。

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shigekey "自分の意見が、何度も別の視点に戻されるたび、「限られた視点から、物事の善悪を決めつけない」ことの必要性に気づかせてくれます。" |三宅香帆 @m3_myk | 4ヶ月前 replyretweetfavorite