◆さて、前回をもって3年の連載を終えたわけですが、連載を終えた率直な感想をお願いします。
「あれ、最終回だったんですか?」というのが、周りの感想で、実際、想像していた最終回と違うということだそうです。
まぁ、こういうタイトルでやっていた連載だったので、当然、百鳥ユウカが結婚して終わる。というのが一番普通でしょう。
それが、まさかの「百鳥ユウカの死」で終わるなんて、読んでいた人は誰も想像つかなかったんじゃないですかね。 書いてる私も想像つかなかったですから。笑
本当は、作中で池崎と高畑っていう二人から一人の男性を選ぶというシーンで、終わってもいいかな、と思ったんですけど、もし、それで終わったら、単なるシンデレラストーリーで終わるというか。
めんどくさい一人の三十路の女の幸せな結婚っていう、ハッピーエンドだと思うんですけど、「じゃあ、結婚した後はどうなるの?」って、そりゃ普通に考えたらまっすぐストレートに幸せになるわけないよな、と同時に思ったのも事実で。
それで、二人のうち池崎を選んだあとも、続けさせてもらうことにしたんです。
結局、そういうめんどくさい女の最後まで書いてしまわないと、いろいろと書ききれない気がしたので、最後死ぬところまで書きました。 なので、今はホッとしてると同時にすっきりしてますよ。
◆そもそも、この連載を始めたきっかけって何なのですか?
百鳥ユウカの婚活日記はフィクションですが、実は初回に書かれている「結婚式場を3回キャンセルした」っていうとこは実話なんです。それでもって、今でも独身で。そんな過去の恋愛話を編集者さんにしたところ、面白がってもらえて連載がスタートした感じですね。
◆じゃあ、百鳥ユウカは半分は菅さんがモデルでもあるんですね。
そうですね。めんどくさい三十路女ですよ、私は。
◆ご自分ではなんで結婚できないって思いますか?
結婚は一人ではできないっていうのが理由だと思いますよ。笑
もし、結婚が自分ひとりでできるなら、私、さっさと役所に行って手続きしてますもん。 でも、結婚するには相手が必要で、その相手の同意がないと結婚できないっていうのが最大の障壁ですね。
◆じゃあ、どうして相手から同意が得られないと思いますか?
何度もチャンスはあったんですけど、本当のこというと、私が同意できなくなったんです。
ね、めんどくさいでしょう。
◆ご自身のめんどくささはどこにあると思いますか?
・完璧を求めるところ
・自分の発言に絶対的責任を持ちたいところ
・私だけは特別だと思っているところ
・どんな時もどんな事もすべてを受け入れて欲しいと思っているところ
ほんと、私、わがままですよね。こうして並べてみると、女子中学生みたいな言葉ばかりが並んでしまいました。
◆めんどくさい女だから結婚できない?
「歳を取れば取るほど理想は上がっていくけど、自分のスペックは落ちていく」っていう世間一般の結婚できない女性で指摘されている理由とまったく同じですよ。
でも、指摘している人はドヤ顔してますけど、だから何? っていう感じです。
そりゃそうなるの当たり前じゃないですか。これまで恋愛経験を重ねてきていれば、自分の中のハードルはやっぱりゆるやかに右肩上がりです。
一度、編集者さんが、いじわるかわかりませんけど「30代以上の女性限定 ハイスペック男子との婚活パーティー」っていうウェブ広告を見せてくれて、けっこう男性側の参加条件が高かったんです。医者とか弁護士とか商社マン限定みたいな。 「あなたの眼鏡にかなう男性がきっと見つかります」っていうキャッチコピーだったかな。
それで「あー、これなら参加してもいいかな」って軽く返事したら、「菅さん、これ参加する男性はゼロか、いても変態しかいませんよ」って返信してきたんです。
編集者さんいわく「ハイスペック男性なら、なんで無理して30代以上限定の婚活パーティーに行かないといけないの?」って思うらしいんです。 それを聞いた時、こいつぶっ飛ばしてやろうと思いましたけど、「まーそれもそうかな」と思いました。
◆自分の発言に絶対的自信を持ちたいということ、というのは、どういう意味ですか?
性格的に嘘をつけないんで、たとえば、神様の前や参列者の前で誓うわけじゃないですか。 「あなたは、この人を一生、病めるときも富めるときも愛しぬくことを誓いますか?」 って。そこで私は、心から誓うことができないと思ったら、結婚はとりやめてしまいます。
◆宗教的な問題?
そうではなくて、人によってそれぞれだと思うんです。 そこで誓うから、初めて覚悟が生まれるっていう人もいるでしょうし、ただ私の場合は、私の中のリトルサエに嘘はつけないって思うから。
◆話がめんどくさそうな方向に流れてしまいそうなので、連載のお話の方に移してもいいですか?
ちょっと待ってください。私、このままだと誤解されそうなんで、一言いいですか。 結婚相手を選ぶ眼が厳しいって、たぶんそれを聞いたら、自分が一生頼れる相手を探すために厳しくしてるって聞こえるかもしれないから、訂正させてください。
◆そうではなかったのですか?
違いますよ。私は、逆です。尽くしたいんです。 私は、パートナーを決めたら本当に全身全霊で尽くすんです。 私の自分の人生のテーマって人を応援することだと思っていて、自分のことは逆に頑張れないんです。 それで、私はパートナーを立てて立てまくることができるのが理想なんです。 「沙絵がいるから、俺のポテンシャルの何十倍も頑張れちゃう!」 みたいに思ってもらえるのが1番の幸せですね。 でも、もちろん誰にでもそう思えるわけじゃなくて、だから、私が見てるのは、自分が100%尽くしたい男性かどうかなんです。見てるっていうか、そう感じるかどうか。 だから、逆に「自分でなんでもできるよ、パートナーは何もしなくていいよ」っていう人は私と合わないと思います。
◆それは、別の形の依存だと思うんですけど、その辺はどう思いますか?
なんですか、それ? 見方によってはそうかもしれないですけど、私の人生のテーマは、他人に対して献身的になることですから、それを全うしたいと思ってます。
◆じゃあ、献血なんかも積極的に?
いや、献血は、貧血気味なんで、昔献血センターから断られてしまって……
◆じゃあ、募金なんかも積極的に?
あー、募金ね。まぁ……
◆人を選んで尽くすっていうのは、他人に対して献身的とは言いませんよ。単に好きだからやりたくなる。世話好きくらいにとどめておくのがいいんじゃないですか?
世話好き? 人を近所のおばさんみたいに言わないでください。
◆それじゃあ、お話の方に移ってもいいですか?
はい、お願いします。
◆連載第一回は、別れ話ではじまってますよね? 女性が男性を振る時っていつもあんな感じなんですか?
そうですね。百鳥ユウカは特別厳格というわけじゃないと思いますよ。私もかなりスパッと言います。思わせぶりな態度はとりません。私は軽はずみに「別れる」とは言わない分、決めたら絶対です。相手が何を言ってきても、「悪いところは直す」と言われても、ダメなもんはダメですね。
当時、私は男性と付き合ってる時、ポイント制度を取っていて、「あれ?」って思うことがあってもその時は言わずに「マイナス1ポイント」と心でカウントしていました。 それが300ポイントくらいになった時に、私は別れを切り出していたので、覆ることはありませんでした。
◆厳しいですね。でも、振ってしまった元彼を忘れられずに、よりを戻そうとするのが百鳥ユウカでしたが、ポイントはどうなったんですか?
ポイントは別れた時にリセットされます。そしてしばらく経つと、よかった時だけの思い出が蘇って、勝手に自分の中でプラスポイントが加算されていったという……。 百鳥ユウカって、めんどくさい人ですね。 でも、あんまり彼女を責められません。世の中の女性の大半がそうですから。
ただ、さすがに三十路になるとその考えも変わってきた部分があります。正直、男性っていくつになっても子どもだな、って思うとこがあるんですけど、その分素直っていうか。20代の頃は女の気持ちくらい察しろよ! って思ってましたが、そうすると、女子が求めるジェントルって、本当この世の中で1%もいないと思うんですよね。大概彼らは勘違いして生きてるんで。 でも逆に、思考回路が単純な分、伝え方さえ気を付けて伝えれば、すぐに改善してくれる生き物なんだってことがわかってからは、全部すぐに伝えるようになりましたね。
◆その後、彼女はストーカーになりますが、かなりリアルな表現だと評判になりました。ご経験がおありなんですか?
まさか! 経験があるわけないじゃないですか。でも、知らずにストーカーになってることってありますよね。たとえば、別れた元カノから何度もメールがきたりする。普通と思う人もいれば、ストーキングされてるって思う人もいる。 あの時は、ユウカがストーカーになったように表現しましたけど、隆二が受け入れる可能性だってあったわけです。
◆その後、百鳥ユウカは警察のお世話になります。その後もちょくちょく警察が登場しますが、菅さん自身はお世話になったことあるんですか?
ないですよ。でも、作中では百鳥ユウカは歯止めがきかない人間なので、ちょくちょく警察のお世話になっていますね。
◆さらにその後、百鳥ユウカは東京から消えてしまいます。
実際は、初めここまでしか考えていなくて、この先どうしようかな……と思ったんですけど、このまま失恋した主人公として終わらせるのは可哀想だなと思ったので、連載を続けさせてもらうことにしました。
◆百鳥ユウカさんはボランティアをしながら転々とする流れになりますが、ボランティアをするってところが、献身的な菅さんの部分がでてますね。
でてますかねぇ。
◆実際、被災地へボランティアに菅さんも行かれたりしてたんですか?
いや、それは行ったことありません……
◆ここから物語が不思議な方向へと展開していきますよね。物語の鍵を握るキーパーソン、アキという女性と出会います。菅さんはアキに対してどう感じているんですか?
ユウカにまったくない部分を持った女性を出してみたかったので、出してみました。 おっぱいが大きくて、思い切りがよくて、ハキハキしていて、度胸がある。 アキは「あなたはモテない美人だ」とユウカに言ったけれど、アキは人間的な魅力がある。
◆菅さんは、二人の違いはどういうところだと思いますか?
常に自分でどうにかしようと思っている人と、常に誰かにどうにかしてもらおうと思っている人。 アキは、誰かにどうにかしてもらおうと思ってないから、ストレスを感じにくい生活をしています。一方ユウカは、他人の行動に左右されるから、きっとアキに出会わなかったら、ストレスの多い人生だったと思います。
◆そして、アキの家に住むことになり、夫の竜平さんと物語中で一番謎な人物に出会うことになります。実は、大半の読者の予想を裏切って、百鳥ユウカの婚活日記は実はタイムスリップものであるという展開が後半にあったのですが、その構想はいつ浮かんだんですか?
物語をどういう風に展開させるか考えた時に、もしも、百鳥ユウカがこの先30年40年独りっきりだった時、後悔するか? って考えてみたんです。 そしたらその答えが見えなくって。 たとえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、最初に1955年に帰った時、あのまま父親がビフを殴らなかったら、マーティだって存在していないわけです。 じゃあ、同じように百鳥ユウカの関係者が未来から何かの理由で「結婚を勧めにくる」状態になった時、百鳥ユウカは結婚するか? 試してみたかったんです。 それで幕田揚(まくたあきら)を出しました。 幕田揚っていうのは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティ・マクフライからきてるんです。
◆じゃあ、その時から、おばあちゃんになった百鳥ユウカのことを考えていたんですね。
そうですね。私の中の考えとしては、誰かと結婚したいって思った時に、みんな年老いた未来っていうのをリアルに思い描いていると思うんです。 切実な話で、老後にひとりきりだったら寂しいな、とか。お金がなかったら嫌だな、とか。
じゃあ、年老いた未来に独りだったとしても、別に寂しくなくて、お金がなくても、幸せを感じていたんだとしたら、特に結婚の必要性とは関係ないんじゃないかって。
もちろん、宗教とかにハマってしまう可能性とかもあると思いますけど、そんな人は世界中に30億人くらいいるわけで、日本人が老後に孤独死するとか、宗教にハマるとか、そういったことに恐怖感を抱いたり、嫌悪感を持ったりするのは、なんかちっちぇーな、と思ったわけです。
◆幕田揚はその後、何度か登場します。神戸に移って、池崎や高畑と乳繰りあってる時も時折登場します。このまま普通の恋愛ストーリーが進むのかなと思っている時に限って登場するので、靴の中の小石のような異物感がありました。
そうですね。幕田は未来からの闖入者なので、物語のメインではありません。 池崎も高畑も、二人との恋愛はすごく真剣にやっていました。 幕田は、その恋愛を見守る第三者的な立場でしたかね。
◆池崎か高畑、どちらかと結婚させてしまう、という考えはなかったんですか?
ありましたよ。物語上では、池崎と同棲しましたけど、高畑さんも別に悪い人ではなかったと思います。 最後に老後の百鳥ユウカを書いた時も、池崎は出てこなかったけど、高畑さんは出てきましたしね。池崎は白黒はっきりつけたいタイプで、別れたら絶対会いませんが、高畑さんは曖昧でもいけるタイプです。
◆二人のうち池崎を選んだ後に、百鳥ユウカが高畑と浮気したことをきっかけに関係は一気に波乱となります。そして、ある夜に幕田も高畑も池崎も全員登場させます。発端はユウカの浮気だったわけですが、あういう浮気は女性として、どう思いながら書いていたんですか?
正直、ユウカの気持ちはわかりますね。ユウカは浮ついた気持ちでヤッてないんですよ。結果的に、浮気になっちゃいましたけど、その瞬間は、これがホンモノになるかも、って思ってる。常に目の前の人に対して本気なんです。
◆ますます性質が悪い気がしますけど、幕田の視点で考えてみると、上手く行きそうだったのが、上手く行かなそうになってる。それで、池崎と高畑も呼び出したんですか?
そうですね。幕田揚は、どうにかしようと思って二人を呼び出したわけです。
◆そのとき語られた未来の結婚制度が話題になりました。
未来には結婚制度がなくなって、結婚をしなくても子どもを育てる仕組みができあがっている。成人が一生のうちに3回”育役”に従事するという未来ですね。
あの未来の結婚制度の話は、経済的には理想ですよね。もともと、今の結婚および家族制度は、個人の時代だと言われている現代では、かなり窮屈なものですよね。 結果、結婚も億劫になり、出産や育児も苦役のように語られることが多いです。 結婚すると、いろいろな責任が生じてしまって、独身時代と同じように自由な恋愛をしていたら、社会的制裁を受けるのが現代です。
そんな時代に結婚をしたいなんて思う人の方が少ないですよ。 結果少子化になってしまう。あの制度は、結婚と出産を分けて考えてみようよ、というフラットなアイデアですね。
星新一先生ではないですが、そんな未来を想像して、あの制度を考えてみました。 色んな方から好意的な反応をいただけたので嬉しかったですね。
◆あの未来は、物語上の百鳥ユウカの実際の老後には実現してたんですか?
裏話をすると、この未来の結婚制度は、実際に描かれた百鳥ユウカの未来には登場していません。未来は幕田揚が登場したことによって、変わってしまったんです。
あの中で語られた未来の話の中で登場してきた経済学者というのは、実は、アキの旦那さんの竜平さんから支援を受けていたんです。幕田揚が登場したことによって、世界線が変わってしまったんでしょう。
◆菅さんの考えでは、結婚制度は、もういらない?
結婚ってまったくの他人同士を愛って目に見えないもので縛る行為ですよね。 愛の結晶として子どもが生まれた後に、さっさと男の人に消えられると困るんで、そういう制度があると助かります。
でも、社会全体で子育てをするという育役制度があれば、その辺の不安も払拭されるし、家族という形に変に拘ることもなくなると思います。 少子高齢化に対して、いろんな対策をしてますけど、いまの日本では、そういう制度の方が理にかなってるんじゃないですかね。
◆結婚がなくなるということは、浮気や不倫もなくなるということですか?
結婚がなくなったらそういう言葉はなくなるでしょう。でも男女間のトラブルはそのままあると思いますよ。嫉妬心を持つのは人間の常ですから。ただ、子どもがいるから離婚できないとか、道義的責任はなくなります。
◆本編に話を戻すと、結局その場では百鳥ユウカは2人の男性と関係を修復できず、沖縄へ行くことになります。百鳥ユウカにはリセット癖があるんですか?
たしかに、引きずるとかはなくて、「はい、ゼロから始まりました!」という感じですかね。
◆沖縄で渋沢という男に出会うことになります。彼はどういう意図で登場させたんですか? まったく新しいタイプの男性として出そうと思ったんですか?
今まではユウカが周りを振り回してきたけど、ユウカ自身が振り回される。自分でもどうなっちゃうのかわからないという、そういう人を登場させたかったんですね。 さんざん自分の思い通りになる男の人の方がいいと思っていたくせに、そうじゃない男の人を選ぶところが、本当に周りが呆れる展開だったと思いますけどね。
◆その結果、大外れを引いたわけですけど。
焦って選ぶとよくない、の典型ですよね。意外とユウカって慎重なんですけどここにきて、ちょっと開き直ってアクセル全開にしたら、10m先が崖だった、みたいな。
◆その後ユウカは望まない妊娠をし、シングルマザーとなるわけです。ループして、幕田揚が自分の子どもとして登場します。過去登場した幕田揚はどうなったんでしょう?
消えました。
◆なるほど。大胆ですね。 たしかに、違った世界線になっているので、消えることもあるでしょうね。 最後はユウカさんの遺書で締められました。 ユウカさんは遺書でどんなことを伝えたかったのでしょうか。
ここまで書いてきて色々ありましたが、結局のところ、私が思ったのは、結婚と幸せに1mmも関連性がないということです。 結婚して、子どもができて、最期家族に見守られて終える人生と、一人で過ごして最期誰にも見守られないで終える人生と、別にそこに、なんの違いもないというか。
「百鳥ユウカは結婚しないで、幸せな人生を送る」
そういう選択肢があってもいい、 そう素直に思えたんです。
私、タレントの井森美幸さんが好きで、彼女のキャッチコピーで「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」っていうのがあったんですけど、別に、誰のものにもならなくてもいいと思うんです。 彼女は彼女自身の人生の所有者であって欲しいと思うし、百鳥ユウカもそうです。 百鳥ユウカも、自分の人生の所有者であって欲しい、そう思っています。
◼最初の質問に戻りますが、菅さんはなんで結婚できないんですかね?
なんでですかね。 もういいんじゃないですか。 そういう質問もそのうち、必要なくなる未来になりますよ。
<おわり>
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