捨て本

状況を受け入れるということ

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<信用>
人は必ず噓をつくからそれを前提に付き合う。
1 0 0 % の信用が 担保された 人間など存在しない。

状況を受け入れるということは、怒りのコントロールにも役立つ。 
 ライブドアの立ち上げ当初、若い部下たちがあまりにミスが多く、僕は怒ってばかりいた。「なんで言ったことができないの!? バカじゃないのか!」と、怒鳴りまくっていた。でもそれでパフォーマンスや成果が上がった例は、ほとんどなかった。

 できないことに対して怒るのは、正しい反応だと思う。でも大事なのは、怒りを吐き出すことより、怒りの理由をきちんと解析して、次の対処策に活かすことだ。
 それが本当の意味での反省だと、怒りまくった経験から学んだ。
 当時の部下たちには申し訳ないが、怒鳴りまくった後、逆に彼らのパフォーマンスが落ちてしまう様子を見て、僕なりに学習していったのだと思う。

 肝心なのは、改善と再発防止だ。
 怒るような事態が起きた場合、怒りはさておき、まず反省すること。そして次に活かす方法を、考えねばならない。
 怒ったぶん状況が変わるならいいけど、そんなことは決してない。
 切り替えて、最適解を考えるようにしよう。
 大事なのは「はい次!」の精神だ。 
 過ぎる時間は、待ってくれない。怒るエネルギーを浪費する時間より、次の対処策の実行に時間を使ってほしい。

 怒りは我慢しろと言いたいわけではない。
 本当にムカついたときは、爆発させないとストレスになるし、部下のミスが重大な損害になったときは、誠意を持って𠮟らねばならない。
 怒るときは、怒る。
 その後は、「はい次!」と気持ちを切り替えて、改善と再発防止に努めてほしいのだ。
 ずーっと怒り続けて、対応策を練らず、事態を放置しているのは最悪だ。

 怒りは捨てるものではなく、上手にコントロールして、再発防止の取り組みに活かすのが正しい使い方だ。
 ライブドア事件では、僕は元の部下だった人たちに裏切られた。

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捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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satton_sedori 【捨てた方がいいもの】 ・常識 ・偏見 ・見栄 ・期待 ・プライド アインシュタインは「常識とは18歳までに集めた偏見のコレクションだ」と言いました。 常識に縛られず、まずは挑戦してみよう🙌 ⁦@takapon_jp⁩ https://t.co/T4Z8s451g9 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

tamatebako_kou ③人に期待しないという人は多い。期待と依存は異なるので注意が必要。過度に期待する人は怒りが強くなる。■ 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

yuheioda いいこと書いてるのに、いらなくなったら捨てるとか、きつい書き方すると拒絶しちゃう人がいるんだよなぁ 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

satton_sedori 【捨てた方がいいもの】 ・常識 ・偏見 ・見栄 ・期待 ・プライド アインシュタインは「常識とは18歳までに集めた偏見のコレクションだ」と言いました。 常識に縛られず、まずは挑戦してみよう🙌 ⁦@takapon_jp⁩ https://t.co/T4Z8s451g9 約1ヶ月前 replyretweetfavorite