幡野広志さんのことばを関係者はこう思っています

今回の「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」は書籍『なんで僕に聞くんだろう。』の発売を記念して、「幡野広志のことばと写真展」に展示された、担当編集が選んだ幡野広志さんのことばを紹介します。今回は二人の編集に加えて、幡野さんと最も身近でお仕事している、マネージャー・小池さんが選んだことばも紹介します。「今週の幡野さん」はいつもどおり掲載していますので、最後までお見逃しなく!

発売即重版!『なんで僕に聞くんだろう。』大好評発売中です。


『なんで僕に聞くんだろう。』

幻冬舎書籍編集担当・袖山さんが選んだことば

※リンク先の記事はすべて無料でお読みいただけます。ぜひ書籍と合わせてお楽しみください。

誰かのしあわせを願うこともその人のしあわせだし、誰かを不幸にすることもその人のしあわせです。しあわせの価値観というのは、残酷なほど人それぞれです。

人が生きる理由

「不幸にすることもしあわせ」。「残酷なほど人それぞれ」。 幡野さんのしあわせ論には、甘さがない。ドキっ、ゾクっとした。

何かを否定すると、自分の可能性も狭めることになる。

誰かを否定することは自分の可能性も狭める

気に食わないものを否定するのは、気持ちがいい。だからこの一文は、とてもこわい。

うんこではなく詩や文芸にふれたほうがいいです。

勉強は何のためにする?

ここで「うんこドリル」の「ドリル」をあえて外している。とても文学的だ! 「うんこドリル」で勉強しても、この一文は書けない。

あなたの夢に彼女が出てきても、彼女の夢にはあなたは出ていません。

過去に生きてもしあわせになれない

恋の真実。 この一文で、この回答を〆るのが美しい。 ……そうだ、早く目を覚まそう。

アイデンティティが一つしかない人ほど、自分のアイデンティティを守るために攻撃しちゃうし、一つのアイデンティティが崩れたときに、心を保つことが難しくなります。

人を妬むのは近い属性の人たち

一面的であることは弱さだ—。 実は、幡野さんは、いろんな局面で、いろんな言葉で、たびたびそれを教えてくれている。ほかのページでも探してほしい。

cakes連載編集担当・大熊が選んだことば

「あなたの場合、どちらの道を選んでも正解ですよ。「正解はない」じゃなくて、どっちも正解。」

夢や目標を叶えられなかった人ほど「お前には無理だ」と言う

こんなにやさしく、こんなに背中を押される言葉を初めて読んだ。

人は人それぞれの、しあわせを享受するために生きているのだと、ぼくはおもいます。

人が生きる理由

この言葉は「人が生きる理由」であり、人を自由にさせてくれる。

一時期ぼくは妻の実家に行ったときに、神さまのリモコンを仏壇に供えていました。

あなたのお母さんって、じつは子どもだったんです

連載では仏壇の写真も掲載したが、その一枚ですべてを答えている見事な作品だった。

ひとつ気になることがあります、暴力をふるっていますか?

あなたが苦しいのは、あなたがやりたくなかったことをしているから

ほとんどの人は気づかないし、思っても口にしづらい。幡野さんは本気で考えているから問えるんだと思う。

いおうかいうまいか迷ったすえにいっちゃうんですけど、ぼくはいま6000万円ぐらいの貯金があります。

お金を使うのは悪いことでもなんでもない

誰も傷つけない嘘を真顔で言う人は、もれなくいい人。

神さまは乗り越えられない試練は与えないっていいだす人がいたら、頬をおもいっきりひっぱたいてやりましょう。きっと反対の頬は差し出してきませんから。

ぼくの言葉なんかよりずっといい言葉があなたにはある

「このセリフ今度使おう」と言った人、僕を含め関係者だけで5人はいた。

幡野さんのマネージャー・小池さんが選んだことば

ぼくは批難や中傷をしてきた相手の言葉ではなく、相手の真意を探ります。手間をかけてまで批難中傷してくるわけです、きっと理由があります。これがわかると、批難と中傷の言葉が一気に弱まり、まったくといっていいほど気にならなくなります。

批判と批難の違い。批難の底にあるもの。

批難や中傷とまではいかなくても、なんでこういう言い方になってしまうのかなという言葉に出会うと、幡野さんのこの言葉を思い出します。表面の言葉ではなく「相手の真意」にフォーカスできるようになると、こうやって言っているけれど、ほんとはこのことを言いたいんだなとか、その言葉が出てきた背景に目を向けられるようになりました。実はこうあって欲しいという真の願いの部分が見えるようになると、すっと冷静に考えられるようになりました。

あなたがしあわせならそれでいいんです。
いつかのラッキーのために技術を高めることも大切です。

夢や目標を叶えられなかった人ほど「お前には無理だ」と言う

今回の展示の中の、「喫茶ハタノ」でハタノみくじの言葉にも選ばせて頂いたのですが、この言葉は具体的で夢に手足をつける素晴らしい言葉だなと思っています。「いつかのラッキーのために技術を高める」は誰にとってもできることだし、自分のことを生きやすくしてくれる、いつも心に置いておきたい言葉です。

ぼくは自分の人生を悲観しているわけでも、人生をあきらめているわけでもありません。正確な情報を受け止めて最悪の想定をしつつ、最善を尽くすということをしているだけです。1%の奇跡なんて期待しません、それよりも99%の通常をぼくは重要視します。

誰のための命

幡野さんのマネージャーをさせていただいていて、いつも思うのは幡野さんは変わらないなということです。まず自分の目で見て、話をきちんと聞いて、その材料を元に自分で繰り返し考えて、行動する、伝える。幡野さんの針路をこれからも一番尊重したいし、通常を邪魔したくないなといつも思っています。

目的地に行くことが旅ではありません。出発地から乗り物に乗って、出会った景色や食べたご飯、感じたこと、無事に帰宅するまでを描いた線が旅なんです。だからおなじ目的地でも、まいかい違う旅になります。だから旅はたのしいの。

正義の仮面をかぶった人たちの無責任な言葉

最近一人旅がとても好きになりました。旅先で現地の友人に会って、一緒に時間を過ごすことはもちろん楽しいのですが、移動の時間を誰に気兼ねをすることもなく自分の好きなように自由に使えるのが一人旅はいいなぁと思っています。出発の時のあれをしようかな、こう過ごそうかなと考える時間もいいし、帰国する時にあれがよかったな次はこれをしようかなと考える時間もまるごといい。
大きくうなづきながら、この言葉を読みました。
幡野さんにも、幡野さんの好きな旅をたくさんしていただきたいなぁ。

穏やかな人生を送ることというのは、心のありかたや、考え方次第だとおもうよ。
あなたが波乱万丈だとおもえば、波乱万丈だし、穏やかだとおもえば穏やかです。気楽に生きようとおもえば、気楽です。
誰かの価値観で決めることではありません、どっちがいい人生かあなたが選べばいいの。

「波乱万丈」マウンティングにあわないために

幡野さんとお仕事をしていると、何ごとも心のあり方次第だし、自分の考え方次第だなぁと実感することが多いです。2019年は「正しさ」とか「正義」ってなんだろうと考えさせられる出来事が多かったのですが、幡野さんはその出来事を細かく分解してひとつひとつを冷静に分析してこうなんですよね、という考え方を示してくださるので、その方法論も含めて学ぶことが多く、心がどっしりと強くなっていきました。

今週の幡野さん

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幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。

幡野広志

写真家・幡野広志さんは、2017年に多発性骨髄腫という血液のガンを発症し、医師からあと3年の余命を宣告されました。その話を書いたブログは大きな反響を呼び、たくさんの応援の声が集まりました。想定外だったのは、なぜか一緒に人生相談もたくさ...もっと読む

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ymgr_pita2 アイデンティティが一つしかない人ほど、自分のアイデンティティを守るために攻撃しちゃうし、一つのアイデンティティが崩れたときに、心を保つことが難しくなります。 https://t.co/Rj4bGQmzR0 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

azmtmr https://t.co/ItGNLRrDMA 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

zunko008 ことばのもつ力とは その人の生き様なのね https://t.co/EBouXihUBO 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

hikarhythm9 2時間読み続けてしまった。 【無料公開】 約2ヶ月前 replyretweetfavorite