わかる日本書紀

蜜月関係の日本と百済。使者クテくん大忙し【第14代⑫】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。

新羅を再び討つ①

神功皇后摂政四十九年三月、皇太后は、アラタワケ(荒田別)、カガワケ(鹿我別)を、将軍に任命しました。
そして、クテらと共に軍を整えて海を渡り、卓淳国(とくじゅのくに)に到着して新羅を襲撃しようとしました。そのとき、ある人が、
「少数の兵士では、新羅を破ることはできないでしょう。さらにサハク(沙白)、コウロ(蓋盧)※1を皇太后に仕えさせ、増兵を要請しなさい」
と言いました。

そこで、モクラコンシ(木羅斤資)、ササナク(沙沙奴跪)※2に精兵を率いさせ、サハク、コウロと共に派遣しました。皆、卓淳に集結して新羅を討ち破り、比自ほ(ひしほ※「ほ」は火へんに本)、南加羅(ありひしのから)、喙国(とくのくに)、安羅(あら)、多羅(たら)、卓淳、加羅(から)の七国※3を平定しました。

続いて軍を移動させ、西方に廻り、古奚津(こけのつ)※4に至って忱弥多礼(とむたれ)※5を滅ぼし、百済に授けました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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