わかる日本書紀

日本に興味深々な百済王【第14代⑩】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。

百済との友好の始まり

神功皇后摂政四十六年三月一日、シマ(斯摩宿禰)を卓淳国(とくじゅのくに)※1に派遣しました。
そのとき、卓淳国の王・マキム(末錦旱岐)※2は、シマにこう報告しました。
甲子(こうし)の年※3の七月に、百済の人で名をクテ(久氐)、ミツル(弥州流)、マコ(莫古)※4という三人が、我が国にたどり着いて、
『百済王は、東方に日本(やまと)という大国があると聞き、我々を派遣しました。我々は道を探すうちに、ここまで来てしまいました。もし、日本への道を教えて、ここを通してくだされば、百済王は必ず感謝するでしょう』
と願い出ました。それで、
『私も、東方に大国があることは聞いている。しかし、まだ訪れたことがなく、道も分からない。ただ、その海路は遠く波が高く、大船でやっと通える道だろう。途中に港があったとしても、大船でなければ、とても行き着くことはできないだろう』

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

日本のはじまりを知る。

この連載について

初回を読む
わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません