親が「先回り」すればするほど、子どもは自己主張のトライ&エラーの機会を失う

新しいことにチャレンジしたがらない子どもたちが増えている。その背景には「自己肯定感」の低さがあったーー。では、子どもの自己肯定感を支えるために親や大人ができることは何なのでしょうか? 放課後NPOアフタースクール代表の平岩国泰さんが、5万人の子どもと向き合う中でたどりついたメソッドをご紹介。全国の親御さんから大反響の子育て本『「自己肯定感」育成入門』より特別連載でお届けします!

子どもを「幼子あつかい」
しすぎていないか、振り返ってみる

小学校低学年くらいになると、集団で遊んだり、あるテーマについてわいわいと話したりする機会もぐんと増え、「この子は自己主張がどちらかというと強いな」「この子は自己主張が苦手なんだな」ということが、だいたいわかってきます。

自己主張が強すぎても弱すぎても、親としては心配なところでしょう。

「これがしたい」「あれは嫌」など自己主張が強すぎて、周囲との間でトラブルを生んでしまうような場合、子どもの気持ちを受け止めた上で感情のコントロールを覚えてもらうということが必要です。

ただ、そうした場合は、目標や方向性がハッキリしていますので、ある意味対処がしやすいと思います。

自己主張が弱い子の場合は、表面上はおとなしく「いい子」に見えるので、問題が表面化しづらく、気づいても、どう対処したらいいかわからないというケースが多いように思います。そして、世界的なレベルで見ると、日本人の課題はむしろ「自己主張が弱すぎる」ことの方にあると言われています。

例えば、本当は違う遊びがしたいのに、いつも友だちの意見に合わせてしまう。やりたくないことも嫌と言えない。こうした性質は裏返せば「協調性がある」とも言えるのですが、そのせいで子ども自身がストレスを感じていたり、何をするにも受け身になってしまったりするようであれば、少しずつでも鍛えた方がよい状況でしょう。

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子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門

平岩国泰

「やってみたい」「きっとできる」が口グセの子どもはどう育つ? 5万人の子どもと向き合ってきたNPO代表が提唱する新しい子育ての基本。全国の親御さんから大反響の子育て本『「自己肯定感」育成入門』より特別連載でお届けします!

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コメント

bookyakan 子どもが自己主張できるようにするには、親があえてものわかりの悪い親になることも必要だと感じます。というのも… 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

yunoyuno55 #スマートニュース 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

bookyakan 平岩国泰さん著『子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門』より最新記事がアップされました! https://t.co/lTELg7sc0A 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

moriken_29 自己主張のトライ&エラーの機会をつくることは大切なんだろうねぇ… https://t.co/t1zRzwYlaF 約2ヶ月前 replyretweetfavorite