第5回】 人気占い師が明かす占いが当たる理由

「コールドリーディング」(事前の情報なしに相手のことを言い当てる心理トリック)で、占いで相談者の心をつかむために古くから使われている。ある人気占い師は「従来のように神秘性ばかりを演出する時代ではない」と語る。その新たに必要とされているスキルとは…

 「秘かに“認められたい”という願望がありませんか」。こんな質問をされれば、たいていの人は「そうかもしれない」と感じてしまうだろう。

 この質問は典型的な「コールドリーディング」(事前の情報なしに相手のことを言い当てる心理トリック)で、占いで相談者の心をつかむために古くから使われている。

 次の段階では、もう少し具体的に、例えば「子供の頃、ぜんそくとかで苦しみませんでしたか」といった質問が投げかけられる。


 子供のころに気管支を患った人は多いので、そこそこの割合で的中する。仮にはずれても「よかった。○○な運勢の人は子供のころ、体が弱い傾向にあるんですよ」と言えば、相談者の不信はほぼ消え去る。

 「はずれない予言」も同じ。「○○するのは失敗の可能性が高い」と否定的に答え、「でも、強い意志を持って臨めば運勢が変わる可能性がある」と言う。「近いうちに運命の人と出会う」といった適当な予言をしても、実現すれば「当たった」と評判になる。数人に1人でも当たればいい。評判が口コミで広がるからだ。

 もっとも、ある人気若手占い師は「従来のように神秘性ばかりを演出する時代ではない」と切り捨てる。必要なスキルは瞬時に二つの異なるコトやモノを関連づけ、“ストーリー”を創造することだという。

 例えば転職の悩みを抱えた依頼者がいて、彼が引いたカードが獅子座のものだったら、「獅子はライオン。ライオンはプライドの象徴。あなたは理想が先行し過ぎだと語っている。もっと妥協する余地があるのでは」と、自身が下した決断を納得できるストーリーを創ってあげるのだ。

 特に占い師を頼る動機が「不安」ではなく「自分探し」である場合、このやり方がニーズに合うという。


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