気が利き過ぎる親は
子どもの自立の芽を摘んでしまう?
「子どもの世話をきちんとしなくては」と思うのは親の自然な心情でしょう。
けれど、親の気が利きすぎるということは、子どもにとっては諸刃の剣です。
親がつねにそばに居て、子どもの世話を焼き、「これをしなさい、あれをしなさい」「忘れ物はない?」などと先回りしてやるべきことをあれこれ指図する。
そうした環境では、子どもは受け身であることが自然になってしまい、なかなか自立心や自分の意志を持つことができません。
では、子どものスローペースな行動、言葉を忍耐強く待つためには、どうすればいいのか。私は、視点を変えるということが大事なポイントだと考えています。
365日、24時間「自分は親」「自分は保護者」だと思っていると、どうしてもイライラとしてしまい、子どもを心穏やかに待つ、ということができません。 また、親が子どもを自分ごととして捉えすぎていると、細かいことが気になってしまう。感情的に叱ることも増えるでしょう。結果として、子どもの方も萎縮してしまう可能性があります。
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