捨て本

いまでも忘れられないもの

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<チーム>
空中分解した僕の宝。
目指す未来が 失われたことは 心底、悔しいと思った。

 失われたものに興味はない。捨てたものにも執着しない。
 基本的には、ずっと変わらないのだが……失ったことを、いまでも忘れられないものが、ひとつだけある。

 ライブドアを経営していた頃、最大の自慢は、世界屈指の技術者集団をつくりあげたことだった。
 時価総額世界上位とか、大企業買収とか、そんなのは二の次だった。

 僕はライブドアを創業して以来、何の人脈もないところからネットワークエンジニアやプログラマーを集め、技術を磨いて、プロに育ててきた。
 いい人を見つけては熱心に口説き、報酬を払い、技術を高め合って、ベストのチームをつくりあげた。
 最終的には「こういうサービスをつくろう!」と僕が言いだせば、3日どころか1日でシステムをつくり、即リリースできる。そんな理想的なパフォーマンスを可能にしていた。最盛期は世界でも有数のハイスペックな技術者集団だったはずだ。 

 創業から10年ほどかけてつくりあげた、大事な大事な、僕の財産だった。
 意のままに動いてくれるビジネスの万能集団。あの財産に比べれば、不動産だろうと宝石だろうと、どんな高額のお宝もオモチャみたいなものだ。
 その財産が、ライブドアショックをきっかけに、すべて失われた。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

初回を読む
捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません