わかる日本書紀

親友の後を追って自殺。古代のボーイズラブ【第14代⑥】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。

神功皇后の凱旋と、カゴサカ、オシクマの謀反①

新羅を討った翌年の二月、皇后は、臣下たちを率いて、穴戸の豊浦宮(とゆらのみや)に移りました。すぐに、天皇の亡骸を収めて、海路、大和に向かいました。

そのとき、カゴサカ(麛坂王)とオシクマ(忍熊王)※1の二人は、天皇が崩御し、皇后が西方を討ち、新たに皇子が生まれたことを知り、
「皇后に皇子ができた今、臣下たちは皆従っている。共議して幼帝を立てるにちがいない。なぜ兄である我らが、そんな弟に従わなければならないのだ」
と言い合いました。そこで密かに謀って、天皇の(みささぎ)※2を造ると言って、播磨(はりま)※3に行きました。そして、石を運んで、赤石(あかし)※4に陵を造るためと偽って、船と船とを繋いで橋にして、淡路島から陵用の石を運びました。そこで、部下一人ひとりに武器を持たせ皇后を待ち受けました。犬上君(いぬがみのきみ)※5の祖・クラミワケ(倉見別)と吉師(きし)※6の祖・イサチノスクネ(五十狭茅宿禰)は、共にカゴサカに従いました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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