昨年の秋、夫が無職になり、今までは息子と2人で通っていた公園に、3人で行くようになって気づいたことがある。
公園遊びは完全に男の仕事だ、と。
一般的には、公園遊びは男女の垣根などなくママもパパも等しくこなせる育児だと思われているし、現実としては圧倒的に母親が担当している。
しかし、2オペ体制で公園に行くようになってからの私は「公園って、圧倒的に父親が輝く土俵だな」と思うようになった。
いつもは私にベッタリだけど
2オペで育児をしていると、育児の多くは、細胞レベルで母親の方が向いていると思う。
だからこそ、完全に2オペ体制になって半年が経過した今でも、息子は驚くほどママっ子で、あれもこれも「ママじゃなきゃ嫌!!」と言われてしまうため、せっかく無職の夫がそこにスタンバイしていても割り振れない育児がとても多い。
飲食店に行っても断固として「ママの隣!」という日がほとんどだし、「ママの抱っこじゃなきゃ嫌!」だし、もはやパパに関しては顔を近づけただけで激しく嫌がる始末だったりするのだけど、ただ、そんな中でも公園遊びにおいては夫の方が圧倒的に向いていて、その実力は息子からも認められている。
いつもは私にベッタリな息子だけど、「パパと公園に行っておいで。クックを履いてごらん」と声をかけた時だけは、スクッと立ち上がって玄関に駆けていき、自分で靴を履いては意気揚々とした様子で夫が来るのを待ち、私は仕事のために家に残る場合でも、ママと離れることを気にせずに颯爽と出かけて行く。
そんな息子を見送りながら「この子にとってパパとお出かけすることはとても楽しみなことなんだなぁ」と感じる。
夫と公園に行ったら驚きの連続だった
さて、では具体的に、父親の方がどう公園遊びに向いているかというと、男女には単純に圧倒的な体力の差があって、体力があるほどに公園遊びの可能性は無限大に広がるものなのだということを、私は夫の遊び方を目の当たりにした時に思い知った。
新生活が始まってすぐの頃、今までは2人で通っていた公園にはじめて3人で行った日のことは半年経った今でもよく覚えている。
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