保険代理店の三重苦

ばか売れかつ高額手数料で笑いが止まらなかった節税保険の売り止め、体制整備に伴うコスト増、そしてインセンティブ報酬の廃止──。収支悪化の「三重苦」にあえぐ保険代理店の実情を探る。

比較推奨をゆがめるため廃止するはずだったインセンティブ報酬が、そのカタチを変えながら、いまだに代理店に流れている。果たしていつになったら適正化するのだろうか。

※ 『週刊ダイヤモンド』2019年6月15日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)


Photo:DW

 大型連休明けの5月15日、生命保険協会の業務企画部会から各社の委員に対し、1通の文書が送られた。

 「インセンティブ報酬に係る注意喚起」と題したもので、内容は至って明快。あの手この手で代理店に手数料を上乗せして支払い、比較推奨をゆがめるようなことはやめていただきたい、という内容だ。

 そもそも生保協がインセンティブ報酬の適正化に向けて、ガイドラインを作成したのは1年半以上も前のことだ。にもかかわらず、なぜ今になってそうした文書を送る羽目に陥ったのか。

 それは、一部の生保がいまだに、平然とインセンティブ報酬を支払っているからに他ならない。

 具体例を挙げよう。

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週刊ダイヤモンド 2019年6/15号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-06-10

この連載について

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保険 どうなる節税どうする見直し

週刊ダイヤモンド

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