ゆっくりしてもらえたら、嬉しいかも

「モテる文体とはなにか?」を徹底的に分析する連載です。今回は、人柄を表現する「テンポ」について解説します。書評ライター・三宅香帆さんの著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』から特別収録。

上橋菜穂子の親身力
え? 私ひとりのために、話してくれてるの? 



文章って一体どこに読点を打てばいいんだろう。
書いているときの気分によって、ころころ変わることはありませんか。

(短く、ぽんぽん切りたい! 読点多めで!)というテンションのときもあれば、(流れるように、一気に書きたい! 読点少なめで…)というテンションのときもある。

書いているときはいいのだけれど、読み返したときに、なんとなく全体がギクシャクして気持ちが悪いことがあります。
常識的には、句読点なんて自分の好きにすればいいでしょう。
国語の先生も「きみの好きにしろ」って言っていました。

文章はどこで区切ってもいい。でもだからこそ「迷ったときはこれ!」っていう目安がほしい。

私はこの「文章の読点区切り問題」について、真剣に取り組んだことがあります。
「読みやすい長さとは?」「親しみやすい長さとは?」「そもそも読点ってなに?」
長らく解けなかったこれらの問いについて、一つの答えにたどりつくことができたのは、ひとえにこの文章を読んだおかげです。


この文章は、作家の上橋菜穂子先生が生い立ちを語ったもの。
その内容を、ライターの瀧晴巳さんがインタビュー記事として再構成したものです。

この文章のなにがすごいって、読んでいると、まるで生身の上橋菜穂子先生が、私たちに直接語りかけてくれているように感じられること。
紙の上の文章なのに、なぜこんなにも生き生きとした「言葉」として感じられるのだろう?

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文芸オタク女子の バズる文章教室

三宅香帆

こんな書き方もありだったのか! 文芸オタク女子が暴露する、「モテる文章の秘密」がいっぱい。文章を書くという行為が、今よりもっと面白くなるはずです。

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コメント

yoakeweb 速読したいタイプなので、句読点が多いとイラッとするかなぁ エッセイ系ならありかも 8ヶ月前 replyretweetfavorite

m3_myk cakes更新されました! この連載の中で唯一「インタビュー記事」を取り上げた回です〜。インタビュー記事をつくってる方、つくりたい方、参考にしてもらえたら嬉しいです! https://t.co/2qn4W1vDyn 8ヶ月前 replyretweetfavorite

ksk28 一度書き上げたインタビュー原稿を、相手が話すスピードをまねして推敲してみると→ 8ヶ月前 replyretweetfavorite