※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。
ツイッターで!
恋人のこと!
事細かに公開しすぎ問題〜!!!!
イエ〜イ!!!!!(死んだ目で拳を突き上げながら)
インターネットをご覧のみなさん、こんにちは。
インターネットに文章を書いています、牧村朝子32歳です。
インターネットをご覧のみなさん!
インターネットに、文章、書いてますか〜!?
(死んだ目で耳の後ろに手を当て、お返事待ちポーズ)
あっれれ〜!? 声が小さいなあ〜。
もう一回聞くよ〜!
インターネットに、文章、書いてますか〜!?
……
はい。
書いてないことにしたい人もいっぱいいると思います。
裏垢、鍵垢、愚痴吐き場。
虚言、妄想、自虐自慢。
リアルワールドであんまり聞いてもらえないことも言える場が、インターネットですから。
大丈夫だよ。
先生怒らないから。
っていうか先生、怒れないから。
家族、恋人、上司、クソ客、“マックのJK”、“電車で見た人”。なぜ、ああ、人はなぜ、インターネットであることないことしゃべってしまうのか。それを見てしまうのか。今回ご紹介するのは、「恋人の話をし続けるツイッタラー、それ匿名アカウントで特定人物の挙動を継続的に公表し続ける行為じゃん? こわくね?」とふと冷静になってしまった方からのご投稿です。インターネットをご覧のみなさん、頑張って向き合っていきましょう。
素敵なツイッタラーさんがいるのですが、元恋人や現在の恋人の話題を事細かに呟いていて、それを見守る沢山のフォロワーがいて、沢山いいねを貰っているのが怖いなと思ってしまいます。
その方自身はセンスとユーモアがある素敵な人で、悪くいうつもりは全くありません。
ただ、数回呟く程度ならいいかもしれないけど、匿名のアカウントで「継続的に」「特定の人物」の一挙一動について呟くのってグロテスクだなと思ってしまいます。許可を得ていたり、身内だったりするのならまだしも。
この話をコミュニケーション学の大学教授に匿名で相談したら、「吐き出す場所があるのは悪いことじゃない。言えずにずっと溜め込む方が良くない。」と言われました。その通りだなと思います。それでも、ここで初めに述べたような振る舞いに、モヤモヤを感じてしまいます。
私たちはSNSとどう向き合っていけばいいのでしょうか。牧村さんはお仕事のことや、ご自分の意見を積極的にTwitterで発信されているように見受けられます。そんな牧村さんのご意見が知りたいです。
「匿名アカウントで特定人物の一挙一動について書き続けるのやばくないですか」という話を匿名で相談したら「吐き出す場所があるのは悪いことじゃない」と言われた。そんなこちらのご投稿も、匿名でいただいております。
キレイにオチがつきました。含蓄あるお話をありがとうございます。味わい深い……。これ自体が一つの寓話として味わい深い。皮肉ではなく、心からこちらのご投稿を味わっております。
誰もが“吐き出す場所”を求めてる。キレイに言ってしまえばそういうことなんでしょう。けれど吐かれたほうは、たまらんわけですよね。ご投稿者の方は、「吐き出す場所を求めてしまうのが人間だよね」とは思いつつも、ツイッターでネタにされる側にも同情してしまう。「自分の知らんとこで自分の知らん人らが自分の話をワーワーやるのどうなん……」と、モヤってしまっておられるわけですね。
そのような書き込みをインターネット上で見てしまった場合、どうすればいいか。わたくしは、古来よりインターネットに伝わる知恵を借りております。
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