※ 『週刊ダイヤモンド』2019年6月15日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)
外貨建て保険は、死亡時の保障など保険としての機能があるものの、実態は投資信託などと同じ投資性の強い商品といえる。
保険会社の経営を監督する金融庁は、銀行などで多くの顧客が「外貨建て保険と、投資信託などの金融商品を並べて検討している」という実態を踏まえ、元本割れするリスクや実質的な利回りについて、「顧客に分かりやすく比較可能なかたちで提案や説明がなされることが重要」としている。
一方で、銀行などの窓口で「ご存じかとは思いますが」などと担当者に言われた後に、運用に関する小難しい話をされても、知ったかぶりをして聞き返せないという人は意外に多いだろう。
ここでは、売り手の保険会社や銀行にとってあまり突っ込まれたくない部分で、販売時にさらっと流すようにしか説明してくれないことが多い、「落とし穴」について解説していこう。
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