ハーバード大学の調査でも明らかになった幸せの秘訣

家族から個人への流れが進む日本。一方でマレーシアでは家族を非常に重要視する人が多いといいます。そして幸福と感じている人も多い。彼らはなぜ幸せなのか? ハーバード大学、モナッシュ大学マレーシアで行われた研究から明らかになった「幸せの秘訣」について紹介します。

社会が細分化したから人は不幸になった!?

除夜の鐘が市民からの苦情で中止になったことが、あちこちで話題になっています。
「地域社会との相互依存的な関係を喪失したから」とあるブログを読みました

そしてこの流れは止まることはないだろう。なぜなら、この社会における「社会的ユニット」の最小単位が、「家族」から「個人」へと移行する流れが、年々強まっているからだ。

確かにそうかもしれません。

加えて、人々が家庭を嫌がっている。もしくは結婚しなくなった。
「結婚離れ」が起きているのです。
「結婚は面倒臭いし、煩わしい」と考えている人が実は多いようです。


1990年代には嫁・姑のドラマが流行した

お正月のTwitterを眺めていると、「夫の実家で家事をするので休めない」と言う人がいます。男性だけが飲んでいて、女性は台所で料理、という光景、いまだにあるようです。
こうなると、女性にとってお正月はストレスでしかありません。女三界に家無し、とよく言われましたが、家庭に入ることはかつて自由を失うことでした。

1990年代には、日本でも嫁・姑の戦いをテーマにしたドラマがたくさんありました。
「ダブル・キッチン」「渡る世間は鬼ばかり」「嫁の出る幕」「ずっとあなたが好きだった」などなど。特に野際陽子さんが演じる意地悪な姑役はもうハマっていて、多くの女性が「あるある」と共感したんじゃないでしょうか。

当時も今も家族がなんで揉めてるかというと、たいていの場合、夫婦も、嫁・姑も家事のやり方、分担で揉めてます。

家事って大好きな人は良いのですが、日本人の主婦に求められる家事スタンダードは結構高いので、気を抜かずにやろうと思うと大変です。
以前、「エビフライを真っ直ぐに揚げないと主婦失格」と言う主婦の方がいて、私は驚愕したのです。

やろうと思えば、掃除・洗濯、とことん手をかけられるのが主婦の世界です。これに育児や介護が加わると、みな疲れ果ててしまうのではないでしょうか。

要するに、90年代ですら、「家族」って鬱陶しくて、面倒臭い、というテーマに共感する人は多かった。
そこから逃げ出したんじゃないでしょうか。

社会が細分化される前から、不満を持つ人はいたのです。「家族」に回帰したら、幸せになる、と言う単純なものではないようです。


家族が大好きなマレーシア人

ではマレーシアの場合どうかと言うと、これが真逆です。
家族に対してポジティブなイメージを持つ人がほとんどです。

最近マレーシアの大手英字新聞に
「幸せの秘訣は何か? 愛と意味のある関係性である」
という直球タイトルの記事がありました。

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怒らない力—マレーシアで教わったこと

野本響子

編集者・ライターの野本響子さんがマレーシアで暮らし始めて感じたのは、日本にくらべて驚くほど寛容なマレーシアの社会。「迷惑は掛け合うのが当たり前」「怒る人ほど損をする」など、日本人の常識からしたら驚くことばかり。 この連載では、そんなマ...もっと読む

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コメント

yuu_aira8025 社会が豊かになると不幸な人が増えるとという皮肉な世界 https://t.co/QZ1PZje0wa 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

qeuchan #スマートニュース 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

Lave_chamo 家事を外注したらそれこそ、野際陽子風のお秋さんに虐められるんじゃね? 約1ヶ月前 replyretweetfavorite