コンビニ地獄

福岡のディスカウントストア「トライアル」が崩す四つの常識〈後編〉

【リテールAIにメーカーや小売業も熱視線】
かつて、データとITを活用した先端の小売業の代表だったコンビニ。だが今やその人海戦術と経験と勘に頼った運営は限界にある。解決の糸口になりそうなのが、リテールAIだ。
前編のつづき)

【常識3】
自社の情報は門外不出 ▶ メーカーや卸、IT企業とコラボ連発

 自社の情報やノウハウは秘中の秘。新店のオープン時には、同業他社が客を装って視察していないかどうか目を光らせる。とにかく秘密主義で、同業他社と仲が悪いのが小売業界の特徴だ。

 小売りとメーカーや卸業者との付き合いも、「切った張ったの殺伐とした関係」(大手メーカー担当者)が基本である。

 「NBがコンビニから消えていく」の回のように、メーカーが小売りから、優越的地位の乱用に近い無理難題を突き付けられるケースもまだ根強く残っている。

 メーカーのマーケティングの基礎データであるPOSデータも、有料でその一部を小売りから購入するのが普通だ。

 だが、トライアルを核に、前代未聞のある取り組みが進んでいる。それが、社団法人リテールAI研究会だ。

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週刊ダイヤモンド 2019年6/1号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-05-27

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「開いててよかった」のキャッチコピーで約40年前に誕生したコンビニ。今や全国5.5万店、11兆円市場へと膨れ上がった。急成長の裏側で、現場を支える加盟店の負担は限界に達し、24時間営業の見直しが迫られている。コンビニ業界が抱える構造的...もっと読む

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