わかる日本書紀

臨月の皇后、自ら兵を率いて新羅へ出兵!【第14代④】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。

神功皇后の新羅親征①

九月十日、諸国に命じて船舶を集め、兵を訓練させました。そのとき、兵士の集まりがよくありませんでした。皇后は、
「これは必ず神の御心であろう」
とただちに大三輪社(おおみわのやしろ)※1を立て、刀(たち)と矛(ほこ)を奉納しました。すると、兵士が自然に集まりました。ここで皇后は吾瓮(あへ)の海人(あま※2オマロ(烏摩呂)に、西海に出て国があるか視察させましたが、国は見えませんでした。
そこで、磯鹿(しか)の海人※3ナグサ(名草)を遣わして視察させると、数日して帰り、
「西北に山があります。雲が横たわりたなびいています。おそらく国があるのでしょう」
と報告しました。

そこで、出発する吉日を占うと、まだ日がありました。そのとき皇后は、自ら斧(おの)と鉞(まさかり)を取って全軍に言いました。
「士気を鼓舞する鐘や鼓の音の統一が取れなくなり、軍旗(ぐんき)が乱れれば、軍兵は整わないものだ。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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hofUUVd3tKtKobq 日本書紀はおもしろいなー 8ヶ月前 replyretweetfavorite