仕事における「ありがとう」と「給与額」の関係

翔太と詩織がスマホで行う数学問答。いかにもいまっぽい感じですが、内容は「ガチ」です。
後半では、ついに詩織のプライベートも明かされていきます。お楽しみに!

4

「何となく、直感的なものでもいいのか?」

「ええ」

「たとえばもし給与が低い人が倍の金額になったとしたら、超嬉しいと思う」

「……」

「でも、年収1億円の人が年収2億円になっても、それほど嬉しさは変わらないような気が……もちろん俺にはそんな収入ないから想像でしかねーけど」

「収入額が大きければ大きいほど、増額に対する感動は少ないということですか」

「まあ、何となくな」

「つまり、関数で表すとy= xみたいなものだと」

「おい、次はルート(√)か……懐かしいけど意味、何だっけ?」

「本当に勉強していなかったのですね。xは二乗してxになる数のこと。ゆえに 4は2、9は3です」

淡々と語る詩織とは逆に、ルートという言葉だけで嫌悪感を抱いてしまい先に進めなくなるのは、やはり数学に強いアレルギーがある証拠なのだろう。詩織はまたもスマートフォンで検索し、y= xのグラフを翔太に見せる。

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