企業社長や役員クラス、一流ビジネスマンの社交場ともいえる銀座。しかし、“一見さんお断り”の会員制が多く、取材拒否の店も少なくない。イチ記者が経費で高級店を飲み歩けるわけもなく、謎のベールに包まれている。
先日、手がかりを探すべく、日本水商売協会が主催する銀座の交流パーティに潜入を試みた。そこでひと際目を引く美人ママと出会ったのだ。実は彼女、現役タレントでもあるのだが、ある「思い」に感銘を受け、粘り強く交渉した結果、今回の取材が実現した。
在籍するスタッフたちは、夢を追いかける現役の芸能人
見番通りの雑居ビル3階。会員制だけに、入り口にはインターホンがある。やや緊張しながら鳴らすと、ゆっくりと扉が開いた。
「いらっしゃいませ」
今回訪れたのは「銀座FIGHT CLUB」だ。同名の映画をモチーフにした店内には、本物のサンドバッグが吊り下げられている。
店内には本物のサンドバッグがある。写真左が店長で俳優の熊谷拓也さん、右がモデル・MCの佐藤ヴィトルさん
同店で働くスタッフは、なんと全員が芸能人なのである。切り盛りするママの名前は、東森美和さん。自身もタレントで実業家の顔をもつ28歳だ。実は、子役として多いときに10本のCMに出演していたというママ。同店を始めたことには深い理由があった──。
スタッフは芸能界で活動中。左から、グラドルの榎本ほのかさん、ママでタレントの東森美和さん、モデル・女優の愛川アヤノさん
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