田村麻美
退職は「逃げ」ではなく、「市場を変える」とも言える
転職でわかったことは、「職場が変わると自分という商品の評価が変わる」ということ。
今回の連載では、自らの転職を振り返り、マーケティング的に分析してみた。
ブスの作業 25 「市場を変える」という選択
注:本連載開始から「読者が実際に手と頭を動かす箇所」として、「ブスの作業」を提示している。「ブスの作業1~24」を読みたいあなたは、前回までの連載を見てネ。
はじめての就職先をすぐに辞めてしまったことは、大きな挫折体験だった。
石の上にも3年。最低でも3年はしがみつきたかった。
でも、「仕事ができない子」という評価と、満員電車に耐えられなかった。
辞めたときに、はっきりと、
「逃げてしまった」
と思った。
優等生体質で、体面を気にする自分にとって、「我慢できずに断念した」というのは、受け入れがたいことだった。
しかし、いま振り返ると、あのときに辞めてなかったら、間違いなく病気になっていたと思う。撤退が正解だったのだ。
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この連載について
田村麻美
税理士、大学院生、一児の母、そしてブスである田村麻美さんによる、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」をかなえるための戦略論。誕生から、受験、処女喪失、資格取得、就職(即退職)、結婚・起業するまでの物語を赤裸々に記した半生記と、結婚・...もっと読む
著者プロフィール
東京都足立区でいちばん気さくな税理士。
立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。現在、早稲田大学ビジネススクールに在学中。
夫と娘の3人家族。
「ブス」という事実に向き合い、逃げず、あきらめず、腐らず、戦略的に努力をしてきた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。本書は、ブスが「幸せな結婚&ビジネスでの成功」をかなえるための戦略論を、具体的に記した処女作。
http://tamuramami.com/