わかる日本書紀

神を疑ったら天罰として殺された天皇【第14代①】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズから、日本の正史を学ぶ連載。今連載から2巻目に突入です!1巻1話のおさらいはこちら

仲哀天皇、父を偲び白鳥を献上させる。
新羅遠征に同意せず、急死

タラシナカツヒコ(足仲彦天皇=第十四代仲哀※ちゅうあい天皇)は、ヤマトタケル(日本武尊)の皇子で、母は垂仁(すいにん)天皇の皇女・フタジノイリビメ(両道入姫)です。

仲哀天皇の父・ヤマトタケルは、天皇がまだ二十歳にもならないうちに亡くなり、白鳥の皇子と呼ばれました。それで父を偲び、白鳥を捕まえさせて、宮中の池で飼おうと思いました。
越国(こしのくに)のある者が、白鳥を四羽、献上するために運んできて、宇治川のほとりに泊まっていました。
そのとき、天皇の異母弟・カマミワケ(蘆髪蒲見別王)がその白鳥を見て、どこへ持っていくのか尋ねました。天皇に献上すると言うと、
「白鳥といっても、焼けば黒鳥になるだろう」
と言って無理やり奪い取り、持ち去ってしまいました。
越国の者は驚いて、朝廷に参上して訴えると、天皇はすぐさま兵を差し向けて、カマミワケを殺してしまいました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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jimotonohon 物語の舞台はついに海外へ…cakesで『わかる日本書紀②』の連載がスタートしました!毎週月曜10時更新です。 https://t.co/JmY5NN9xrm 9ヶ月前 replyretweetfavorite

aquamagentapink 福岡市東区にある香椎宮の御祭神 9ヶ月前 replyretweetfavorite