梅沢富美男のハラスメント発言がまだ続く

今回取り上げるのは2度目の登場となる梅沢富美男です。前回取り上げた2年半前と変わらずテレビに出続けていますが、あいも変わらず「歯に衣着せぬ」発言を繰り返しています。今回は梅沢に代表される、自己認識が歯に衣着せない人たちのセクハラ発言について考えます。

ハラスメントの境目に挑戦する人々

「最近、厳しくなってきたハラスメントの話」を始め、「なんでもかんでもセクハラ、パワハラになる。一体どこまでだったら許されるのか」との話を畳み掛けてくるのは、それなりに年を重ねた男性ばかりである。自分と同じ30代半ばの男性で「どこまでなら許されるのか」という争点を持ち出す人は、少なくとも自分の周りにはいない。「これもハラスメントになるので気をつけなければ!」と「どこまでだったら許されるのか!」は、同じボーダーラインを巡る議論だとしてもアプローチがまったく異なる。やがて、「言いたいことも言えないこんな世の中」と反町隆史的なボヤキを始めるのだが、どっちかっていうと、ポイズンは、こんな世の中ではなく、そんなオマエである。

「どこまでなら許されるのか」というギリギリのラインを探るうちに、「でもこれが福山雅治だったら許されるのに」という、頭を抱えたくなる飛躍を見せる確率は5割。その議論に乗っかって自分がもし福山雅治だったと仮定すると、真っ先にチャレンジすることはどう考えてもセクハラではないのだが、どうしてそんなにハラスメントを行使したがるのだろう。自分だって、「それはセクハラでしょ」と言われたことがないわけではない。反省をする。でも、彼らはなぜか再び立ち上がり、引き続きチャレンジする。境目はどこだと探る。「ここから先は入ることができません」という札の目の前で、「は? 去年来た時はもっと先まで入ることができたぜ!」とクレームを入れている。なぜ、人と対話するファーストステップがハラスメントの境目チャレンジなのだろう。あるいは、なぜまだそれを優先するのだろう。

「あいつも男なんだろ。さっさとやり返せばいいじゃねぇかよ」
この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜

武田砂鉄

365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

tosisisi これまで、裸の王様みたく、 忖度されて何も言われてこなかった結果、 パワハラをコミュニケーションと勘違いする 良い年齢の中年を量産する結果となった。 #スマートニュース 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

ymtwsama #スマートニュース 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

alman0id #SmartNews 当たり前のことしか書いてない、と綴ってあるけど納得しすぎて首もげそうやった。 https://t.co/wnjw7EEzdy 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

baya0216 意外と面白いコラムだった https://t.co/XR4ml0YAtu 約1ヶ月前 replyretweetfavorite