教育熱心で一生懸命な親が子どもの「自己肯定感」を下げてしまう理由

子どもの自己肯定感を上げる働きかけとして、多くの親が思いつくのは「ほめる」こと。しかし、そこには思わぬ落とし穴がーー。放課後NPOアフタースクール代表の平岩国泰さんが、5万人の子どもと向き合う中でたどりついたメソッドをご紹介。全国の親御さんから大反響の子育て本『「自己肯定感」育成入門』より特別連載でお届けします!

教育熱心で一生懸命な親ほど
「成果」に熱く注目してしまう


子どもの自己肯定感を上げる親の働きかけとして、多くの大人がまず思い浮かべるのは「子どもをほめる」ということだと思います。 子どもが何かに頑張って取り組んでいたら、それをほめて励ますのは基本的にはいいことでしょう。


しかし、「ほめる」という行為には、多くの親が陥る落とし穴があります。 それは、私たち親は、ついつい、わかりやすい「能力」や「成果」に熱く注目してほめてしまうということです。

例えば、子どもがテストでいい点を取った。サッカーの試合でゴールを決めた。そのとき、その点数の高さ、得点できたことを、ただ、ひたすら「すごいね!」「よくやったな!」とほめてはいないでしょうか。

あるいは、「良くない結果」だった場合に、「もっと頑張りなさい」と、より良い成果を出すことだけを求めてはいないでしょうか。 「◯点取れた」「勝った」「成功した」というのは、あくまで「成果」であり「結果」です。

結果だけを評価され続けることで、子どもは「価値があるのは自分ではなく、あくまで◯◯ができる自分であり、ただの自分には価値がないのでは」という気持ちが生まれてしまいます。


成果よりも、子どもの地道な努力や
小さな成長を評価する

もちろん、そうしたことを子ども自身がはっきりと自覚するケースはまれでしょう。

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平岩国泰

「やってみたい」「きっとできる」が口グセの子どもはどう育つ? 5万人の子どもと向き合ってきたNPO代表が提唱する新しい子育ての基本。全国の親御さんから大反響の子育て本『「自己肯定感」育成入門』より特別連載でお届けします!

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コメント

yunoyuno55 #スマートニュース 10ヶ月前 replyretweetfavorite

miso35miso 「価値があるのは自分ではなく、あくまで◯◯ができる自分であり、ただの自分には価値がないのでは」 これ中学に入る頃にはもうハッキリ自覚してたなぁ 10ヶ月前 replyretweetfavorite

tomshirai 「成果よりも、子どもの地道な努力や小さな成長を評価する」 10ヶ月前 replyretweetfavorite

delilah_nya ほめる工夫、大事だなあ。大人にも当てはまるかも。薄っぺらでなく実感してもらうための言葉で、それを出すには見ていることはもちろん、語彙力も必要で。 10ヶ月前 replyretweetfavorite