捨て本

他人への期待

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<他人への期待>
「俺が育てた」ことなんてない。
成功する人はひとりで、勝手に成功していく。

ライブドアは好調に業績を伸ばし、多くの買収を繰り返した。
 やがて六本木ヒルズ38階のオフィスを借りた。床面積は1000坪余り。家賃は月3000万ほどで、おそらく当時の国内最高クラスの賃料だった。
 贅沢に思われるかもしれないが、買収した会社や各地に散っていた部門を集約したぶん経費の節約にもなり、当時の業績からみれば高い賃料ではなかった。何より六本木ヒルズで働くということで、社員のやる気が高まったのは、良い効果だった。
 当時の社員は数十人。基本的に僕が面接して、採用した人ばかりだった。
 一時期、採用を部下に任せてしまったら、急にうまくいかなくなって、すぐに社長面接を復活させた。どんなに面倒でも採用は社長自らやるべきだと思う。

 前にも述べたように、僕は自分の方から、社員に「お前はクビだ」と告げたことはない。
 辞めていく人は少なくなかったが、すべて本人の意志だ。
 後にライブドア事件が起き、「元ライブドアの社員」という経歴が、マイナスとなったこともあるだろう。僕自身の評判も、一時期は本当にひどいものだった。
 だけど元ライブドアの社員で、僕のことを悪く言っている人の話は、あまり聞いたことがない。 
 複雑な思いは多少あるけれど、「ライブドア時代はすごく楽しかった」「あの会社で仕事できたことは、感謝しています」と言ってくれることが圧倒的に多い。
 僕のスピード感と一緒に、仕事をこなしていくと、常に考えさせられ、行動力を磨かれるはず。他では得られない成長を、実感できたのだろう。
 おおむね感謝はされていると思う。たまに悪く言う人もいるが、それは僕と直接仕事をしたことがない人だ。

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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34colorchoice79 Sさん強い。。!!! 7日前 replyretweetfavorite