どうも~。世界一参考にならない受験秘話を晒した天真みちるです。 たそって呼んでください。
「こう見えて元タカラジェンヌです」略して「こう見えてMJ(マイケルみたいで良いよね)」も4回目を迎えました。イエイ!
3話にわたってお届けした受験編が終わり、いよいよ今回から宝塚音楽学校編が始まります。 島耕作さんも、「係長」から「会長」へ。はたまた、騎士団長にまで変貌を遂げていかれるわけですので、あたくしだって「受験生 天真みちる」から「音楽学校生 天真みちる」になるわけなのよ。うん。
突然キャラが変わりましたが、気にしないでゴー♪
【合格発表後~入学準備】
自身の人生に起こる全ての奇跡を使い、宝塚音楽学校に合格した私は、入学への準備を始めた。 関東民の私は家から関西の宝塚音楽学校へ通えるわけではないので、とにもかくにもまずは入寮の準備からだ。
長年住み慣れた我が家。両親と兄弟四人からなる大所帯で暮らしていた私にとって、実家を離れる心細さは半端なかったが、幸い寮は二人部屋だったため、 (一体どんな子と暮らすんだろう……)と、少し楽しみでもあった。
「入学のしおり」的なものに書かれた入寮に必要なものを事前に送り、いざ出陣!という頃、見知らぬ同期から連絡網の電話がかかってきた(どうでもいいけど、今も連絡網って電話なんですかね……?)。
聞けば、「入学のしおり」に記載されていない持ち物を事前に用意してくださいね、という。私はそれを次の同期へ伝えるべく電話をかけた。 ……のだが、なかなかつながらない。 今は出かけているのかな?と思い、1時間後に再度電話をかける。 ……が、やはりつながらない。
番号間違えちゃったかなあ?と思いながら、受話器を置こうとしたその時、 かすかに「もしもし?」というダンディな男性の声が! すかさず「音楽学校生の連絡網です! ○○さんはいらっしゃいますか?」と聞いたところ、
「ああ、どこにいるんだろうね」とそっけない返答が……。
(え、知らんが……)
天:「そうなんですね、どうしましょうk……」
ダ:「僕はね、いつもアトリエにいるから、わからないんだよね」
(そっか。へえ、アトリエに……アトリエ?!?!)
タカラジェンヌのご家庭は様々な職業の方がいるとは思っていたが、まさか最初に「日本画家」の娘のおうちを引き当てるとは……。 早々に謎の「洗礼」を受けたのであった。
……ちなみにその娘さんは宝塚を卒業後、自身も「画家」として活動している、「大澄れい(現:大﨑緑)」。 アーティスト一家。すごすぎる。
【決意の断髪式】
入寮日に向けおおかたの準備が整った私だが、最後に必ずやらなければいけないことがあった。
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