捨て本

社名を捨てる

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<愛着>
根拠のない「愛」とか、ましてや 「縁起」とか( 笑)。
全部捨てて 何が悪いのか?

 2000年4月、オン・ザ・エッヂは東証マザーズに上場した。
はた目には上り調子に見えたと思う。だが実情は、けっこう大変だった。
 上場初日に初値はつかないまま、公募価格を25%下回る450万円の売り気配で引ける結果となってしまった。東証でのセレモニーも、兜俱楽部での記者会見も、何だか寒い空気だった覚えがある。
 加えて、事後の株式トラブルや、経営者としての借金問題に悩まされた。
 僕個人のお金はあったかもしれないけれど、会社の全責任を引き受けている以上、あるとき突然、一文無しになってしまうリスクからは逃れられなかった。
 仕事も会社も失うかもしれないトラブルが、次々に襲ってきた。
 大変すぎて、実は詳しく当時のことを記憶していないのだが……。
 とにかく、はっきり覚えているのは──僕は挫けなかった。
「オン・ザ・エッヂを世界一大きな会社にするんだ!」と決心した。

 世界の主要拠点への子会社進出や、多角的なM&Aの戦略を繰り出し、経営者として国内外を飛び回った。
 働きに、働いた。いくつものビッグディールを経て、痛い思いも繰り返し、経験値を重ねた。
 次第に経営は堅調な方向へ舵を切り、会社の規模はいっそう大きくなった。
 2002年にオン・ザ・エッヂが買収していたプロバイダーの倒産会社を使い、ブランドイメージの確立に臨んだ。
 そして2004年、社名をライブドアに変更した。

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捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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voice_of_subio 今、自分が相似する状況にある 捨てて進まなければならない 安定という重い重いものを捨てて 思い思いの道を生きる 10ヶ月前 replyretweetfavorite