正しいことより、親切なことをしよう

何が正しいかをめぐって揉めることはしばしばありますが、世界には「正しいことよりも親切なこと」「正しいことよりも楽しいこと」に価値をおく人もいるようです。

こんにちは。

突然ですが皆さんは、正義と親切だったら、どっちを選びますか?
今日はそんなお話です。

アメリカの小説「Wonder」は、いじめをテーマにした少々重いお話です。映画(邦題名「ワンダー 君は太陽」)にもなったので、ご覧になった方も多いかも。

主人公のAugustは生まれつきの遺伝子疾患により顔に障害のある男の子。
そのため、 どこへ行っても人々の視線にさらされます。
母親がずっと家庭で教育してきたのですが、5年生で私立学校に行くことに。
周りの子供達は見た目が異なるAugustを怖がります。
「さわると病気がうつる」という「ゲーム」を始めたり、彼のとなりに座りたがらなかったり。
そのたびに、 Augustは傷つきます。

「いじめてやろう」と思わなくても、いじめって始まります。
アメリカでも同じなのだな、と思わされる本です。

さて、そこに紹介されるprecept(教訓)に、こんな一節が出てきます。

When given the choice between being right or being kind, choose kind.
「正しいことをするか親切なことをするか迷ったら、親切にしよう」

さて、マレーシアにいると、「正しいことより親切なことをしている」人としょっちゅう遭遇します。いやむしろ「正しいことより、楽しいことをしよう」って人が多いかな。

以前も書いたけれど、マレーシアでは正義というものが曖昧です。そこで、他人は他人で放っておく人が多いのですが、「楽しくしよう」「面白くしよう」って人はいつもいます。


「正しいこと」に拘らない学校
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怒らない力—マレーシアで教わったこと

野本響子

編集者・ライターの野本響子さんがマレーシアで暮らし始めて感じたのは、日本にくらべて驚くほど寛容なマレーシアの社会。「迷惑は掛け合うのが当たり前」「怒る人ほど損をする」など、日本人の常識からしたら驚くことばかり。 この連載では、そんなマ...もっと読む

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コメント

RieDorji そう言えば、私が小学校の頃にもギターをずっと弾いていた先生がいたな。よくお宮まで生徒たちを連れて行き、警察と泥棒ごっこをして遊んでいたぞ。自分を楽しむ事を知っている先生だったな。😁 https://t.co/bQ9RCHhPGQ 27日前 replyretweetfavorite

wk165 ああ,いいな。ほんとに / 27日前 replyretweetfavorite

daisuke7924 とても共感しました。シンプル。 28日前 replyretweetfavorite

ikkie_airhead これでいいのだ。 28日前 replyretweetfavorite