首を切ることは良いことだ! 超ドライでシビアな企業文化

【急成長と変革への飽くなき意欲】
実力主義でドライな企業が多い欧米でも、ネットフリックスの人事のシビアさは際立っていると有名だ。元最高人事責任者のパティ・マッコード氏の著書などから、企業文化を探った。

 解雇のタイミングを判断することが、優秀な人材を採用できるかどうかの鍵を握る──。

 ネットフリックス元最高人事責任者のパティ・マッコード氏は、著書『NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く』(光文社)の中で、ネットフリックスの人材採用戦略についてこう紹介している。

 実際にネットフリックスでは、会社が求めるスキルに満たなければ、積極的に部下を解雇することを現場マネジャーに奨励している。

 「ネットフリックスにミーティングに行くと、多くの場合、出てくるメンバーが前回と違う」

 コンテンツ配信についてネットフリックスと交渉したある映画会社関係者は、担当者が入れ替わる頻度の高さに驚いたという。

 こうした人事の背景にあるのは、飽くなき成長と変革への強い意欲だ。成長し続けるためには優秀な人材を常に確保する必要がある。そのためには、マネジャーは今いる社員をすぐに解雇できなければならないという考え方だ。

 これは、「会社は家族ではない」という方針にもつながる。もし会社が社員を家族の一員として扱えば、思い切った解雇などできなくなるからだ。

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