週刊ダイヤモンド
【
共通点④】切磋琢磨する「良きライバル」
油断すれば追い越される。
ナベツネとネットフリックスには、強力なライバル企業が常に存在した。
ナベツネにとっては朝日新聞社だ。新聞記者における最高の勲章である新聞協会賞の受賞回数は24回で、読売より10回多い。クオリティーペーパーを自任する朝日新聞は、質の面で読売にとって常に目の上のたんこぶだった。
実力差を埋めるべく、ナベツネは量で勝負に出た。ひたすら販売部数を追い求めて悲願の1000万部を達成。さらに朝日新聞にはない読売巨人軍という、大衆受け抜群のキラーコンテンツへの投資へと走ったのだ。
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この連載について
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メディア王──。コンテンツを届ける産業には、時代ごとに“勝者”が存在する。彼らは人々の日常生活に入り込み、ライフスタイルを変え、世論を動かす。その圧倒的な影響力の源泉は何か。本誌は新旧二つのメディア王に焦点を絞った。読売新聞グループと...もっと読む
著者プロフィール
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