昨日、子どもとクアラルンプールの焼肉屋さんに行ったのです。
網が出てきて、肉も出てきました。
店員さんが最初に「ちょっと待ってね」と言ったのですが、その後しばらくたっても誰も出てこない。そこで、店員さんを待たずに私は肉を焼き始めたのです。
そしたら、それがいけなかった。
なんか炎が出て、ボーボー燃え始めました。
すぐに店員さんが飛んできて、火を止めて、肉を交換してくれたのです。
実はこれ、新しいタイプの焼肉屋さんでして、網の上に石を乗せて、その石の上で焼かなければいけなかったようです。
つまり店員さんの最初の「ちょっと待ってね」を守らなければいけなかたっと。子どもは「だから聞いた方がいいよって言ったじゃん」と言いました。
お店側は「サービスするから気にしないで」と言いました。
けれど、私と子どもは、「こちらの不手際だから、追加してくれた食材の分は、お金を払おう」と話しました。
そういえば、日本でだったら、多分、注意書きがあちこちに書いてあったことでしょう。
けれど、ここはマレーシア。
注意書きやアナウンスが極端に少ないです。
「不親切じゃないか」という人もいるかもしれません。
けれど、その分、人々はわからないことがあったら、自分で考えて判断したり、相手に聞くコミュニケーションで補ったりするわけです。私はそれで失敗したわけですが、ここでお店に「注意書きがないじゃないか!」と怒る人は、多分あまりいないんじゃないでしょうか(中には、私みたいに失敗する人もいるでしょうが)。
手取り足取りな日本のアナウンス
日本に帰って感じること、それはアナウンスの多さです。
羽田空港に着いて電車に乗るまでに、たくさんの注意アナウンスが流れてきます。
「エスカレーターではこのように乗ってください」
「ホームでは押しあわないようにご注意ください」
「駆け込み乗車はおやめください」
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