週刊ダイヤモンド
"農薬不検出"お墨付きで 有機の15倍の市場を創出
【インタビュー】
菅谷俊二(オプティム代表取締役社長)
第4次産業革命で一番変わるのが農業です。あらゆる産業で、最もチャンスがある。
AIは通常、効率化に使うものですが、農業の場合、原価低減だけではなく、製品の付加価値を高められる。なぜなら農業は手間をかけるほど製品の価値が上がるからです。これまで、生産者が苦労しながら雑草を抜くなどして無農薬や減農薬栽培をしてきた。この重労働をAIやロボットが自動化するのです。
農業所得を上げるのに重要なのは、ニーズがあるものを作ることです。例えば、従来の「有機栽培」は環境に優しく素晴らしいけれど、消費者が一番欲しいのは「無農薬」です。それを「農薬不検出」という保証を付けて提供するから、3倍の価格で売れるのです。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
農業はテクノロジーで激変する。新時代の生産・流通革命に柔軟に対応できる農家だけが「儲かる農業」を実現できる。パートナーや事業を機動的に組み替えられる小規模農家にこそ勝機はある。 ダイヤモンド編集部・千本木啓文、浅島亮子、重石岳史/デー...もっと読む
著者プロフィール
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