那覇の夜が熱いのは、今に始まったことではない。だがここ数年、輪をかけて熱くなっているという。残暑厳しい東京を飛び出し、“熱帯夜”が待ち受ける那覇へ飛んだ。
夜遊びをブッキングしてくれたのは、エロ本時代の大先輩、M先輩。那覇に移住して早10年。夜も昼も遊びと名のつく行為のスペシャリストだ。そんなM先輩に連れていかれたのは牧志の公設市場跡。以前は肉屋や八百屋、乾物屋が並んでいたのだが、今はオープンエアの屋台風の店がズラリ。
「那覇は今、せんべろブームなんだよ。せんべろ、要するに千円でベロベロに酔っ払えるってこと。那覇のせんべろは1000円でドリンク3杯と肴が一品が基本。まぁ、まずはここで腹ごしらえよ」
昔ながらの市場の跡地が飲み屋街になり、せんべろ酒場と化している牧志の公設市場跡
そう言って2人でオリオンビールと泡盛のロックを飲み干すこと6杯、肴はてびちとチャンプルー。ボッタくられることもなく、会計は1人2000円……。商売は大丈夫か?とこちらが不安になる。
散々飲み散らかしたが、時計はまだ20時を少し過ぎたばかり。やはり男2人だけでこの街の夜を堪能するのは、ちと物足りない。というわけで、沖縄の旨い酒と食い物を堪能した後は、やはり地元のおねえちゃんたちと遊びたくなるものである。ほろ酔いでM先輩に連行されたのは、地元の人が通う飲み屋が集まる若狭にあるガールズバー21だ。
ウチナーギャルを相手に泡盛とテキーラ
ドアの前に立つと、店の中から女のコたちのキャッキャッと騒ぐ声が聞こえてくる。M先輩がドアを開けると、ギャル3人組が「はいさい~」と笑顔でお出迎え。
写真右からカレンちゃん、レオちゃん、リリカちゃん。3人とも大のお酒好きのウチナーギャル。ちなみに「あり」とは、「ほら」という意味だとか
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。