週刊ダイヤモンド
レガシーシステムに悲報 セブンが野菜工場にシフト
2018年、JAや卸売市場などから成る流通のレガシーシステムにとって最大の悲報は、コンビニ大手、セブン-イレブン・ジャパンがサラダ用レタスの調達を野菜工場に切り替えたことだろう。
セブン-イレブンにサラダやサンドイッチを納入する主要ベンダー、プライムデリカが日本最大級の野菜工場を稼働させたのだ。
セブン&アイ・ホールディングスはかつて工場産の野菜について「野菜は太陽の下で育つという消費者のイメージとは違う」(青果物バイヤー)と否定的なスタンスだったので完全に「宗旨変え」である。
プライムデリカの野菜工場。総菜工場につながっており、直接レタスを運搬できる
だが、方針転換に至るまでには、ベンダー側に相当な苦労があったようだ。
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農業はテクノロジーで激変する。新時代の生産・流通革命に柔軟に対応できる農家だけが「儲かる農業」を実現できる。パートナーや事業を機動的に組み替えられる小規模農家にこそ勝機はある。 ダイヤモンド編集部・千本木啓文、浅島亮子、重石岳史/デー...もっと読む
著者プロフィール
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