儲かる農業2019

流通×テック」連合が勃興 小規模農家にチャンス到来

衰退する一方の日本の農業を本気で何とかしたい──。新世代の農業ベンチャーから資金力ある大企業まで、農業業界の常識やルールにとらわれない変革者が、雨後のたけのこのように現れている。

 背景にあるのは、絶大な権力を握ってきたJAグループの弱体化だ。

 農政改革は事実上、骨抜きとなった。政治的な圧力が弱まったことで、JAの組織内部では守旧派が息を吹き返している。だが、農業振興(農産物の販売、農業資材の購買)という本分を忘れたJAに、かつての神通力はない。

 むしろ、JAに依存し続けるリスクを敏感に感じ取っているのは、他ならぬJA組合員であろう。とりわけ、30~40代の中堅層を中心に、独自の販路を開拓するなど組合員の離反が始まっている。

表立ってJAに反旗を翻すことを控えてきた企業の姿勢も、明らかに変わってきた。農業ベンチャーのマイファームが、JAの既得権益を奪いかねない「オンライン卸売市場の創設」を公言しているのもその一例だ。

 それぐらい、日本の農業が危機的状況に追い込まれている(『衰退まっしぐら「平成の農業」』参照)。日本の劣勢をはね返そうと立ち上がった変革者は二つのタイプに大別される。

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週刊ダイヤモンド

農業はテクノロジーで激変する。新時代の生産・流通革命に柔軟に対応できる農家だけが「儲かる農業」を実現できる。パートナーや事業を機動的に組み替えられる小規模農家にこそ勝機はある。 ダイヤモンド編集部・千本木啓文、浅島亮子、重石岳史/デー...もっと読む

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