捨て本

日本一の大学の研究室の現実

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<就職>
一流企業勤めか研究者の道か。
よく考えてみたらそれは「わざわざ大変な人生」を選択することだった。

 大学にまともに通っていたのは、1年の夏学期くらいまでだった。
 典型的なガリ勉で、真面目一辺倒の同級生のつまらなさに嫌気が募っていた。
 彼らはほとんど、大学でこつこつ学んで卒業して、名の通った一流企業に就職する将来を望んでいるらしかった。
 バカらしくて、付き合っていられない。
 同級生に面と向かって「お前らバカじゃないの?」と言ったら、キョトンとされてしまった。
 頑張って日本で一番レベルの高い大学に入学したのに、就職で他の大学を出た学生と一緒のスタートラインに並ぼうなんて……バカでしかないでしょ? と思う。彼らには通じないみたいで、呆れるしかなかった。

 勉強そのものにも、僕は興味を失っていた。
 前にも述べたように、東大には何の憧れもなかった。合格して東京へ行くことだけが目的だった。受験勉強という期間限定のゲームにハマっていたようなもので、合格したらもう、ゲームクリアも同然だ。
 さっさと中退しても悔いはなかったのだけど、中退してからやりたいことが、当時はまだなかった。
 何となく講義に出て、寮で麻雀して、アルバイトに行く。その繰り返しで、時間を無為に過ごし、「これからどうしようかな……」と悶々としている大学生活だった。

 勉強したい欲が、ゼロになっていたわけではなかった。

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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コメント

megamurara 「その場その場の選択」=とても気になりました。 21日前 replyretweetfavorite

kazerindou だから、運動に回す金があったら、すべて科学技術関係に回せと昔から言っているんだが。予算は限られている。何事も選択と集中!!! ⇒ #オリンピックなんかいらない 21日前 replyretweetfavorite

moxcha 受験ハードルだけで学部選ぶからつまんなかったんでは…。日本の研究環境がダメなだけで海外に行けばまた違うし。 21日前 replyretweetfavorite