拒みたいのに、抱き寄せられてしまう質問力

「モテる文体とはなにか?」を徹底的に分析する連載です。今回は、ジャーナリスト・佐々木俊尚さんの文章に潜んでいる、巧みな“身近力”について解説します。 書評ライター・三宅香帆さんの著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』から特別収録。



佐々木俊尚の“質問力”
知りたいことは理解。言いたいことも理解。だから全部理解?



自分にとっては興味のある話題。
だけど、きっとほとんどの読み手にとっては、どうでもいいだろうなと思う話題。

そんな話題は自分の心の奥深くにしまっておけばいいだろう。
そして趣味の近い仲間と出会ったときだけ、思う存分語り合えばいい。
……って、そんなわけにはまいりません。
自分の興味を、他人にまで広げてこその発信力。
「自分の興味」に振り向いてもらいません? そのための方法をお伝えしましょう。
いいですか。いきますよ。
それは「〝問い〟から書きはじめること!」です。

ええ? 星野源さんに続いてまた〝問い〟?って声が聞こえてきそう。
でも問いといっても、ただの問いじゃないのです。
わかりやすい議論の入り口として、
あえて「答えのわかりそうな問い」を用意するんです。



アメリカ、フランス、日本における映画の違い。
まあ映画をそこそこ観る人なら、日常会話に出てきてもおかしくない話題でしょう。
でもこの文章、こんな問いかけから書き出しているのに、
「映画」についてじゃなくて、
「日本とアメリカの文化の差とメディア」について語っているのです。

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文芸オタク女子の バズる文章教室

三宅香帆

こんな書き方もありだったのか! 文芸オタク女子が暴露する、「モテる文章の秘密」がいっぱい。文章を書くという行為が、今よりもっと面白くなるはずです。

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コメント

tokuyoshikeiji https://t.co/kINYgJT1Im .。oO(さすがにどんな質問力だよ⁉︎と思いあえて釣られてみたら〜所謂ネット記事にありがちな見出しとtxの乖離がドイヒ〜なヤツだった件=З ※個人の感想です #思っちゃったんだからしょうがない 約1ヶ月前 replyretweetfavorite