週刊ダイヤモンド
【
第4回】日本の労働生産性が低い理由 価格に合わぬ過剰サービス
日本の労働生産性が低いのは、サービス業が足かせとなっているからだ。なぜサービス業はとりわけ生産性が低いのか。背景にはおもてなしという名の過剰サービスの問題がある。
日本のサービス業の生産性は米国の半分──。日本生産性本部がまとめた労働生産性の国際比較の結果だ。
日本の国全体の生産性を100としたとき米国は152、それがサービス業では米国が197と差が開く(下図参照)。つまり、サービス業の生産性の低さが、国全体の足を引っ張っているのだ。
さらに、卸売り・小売りでは日本を100としたとき米国は317、宿泊・飲食では米国は258。これらの業種がサービス業の中でも特に生産性が低いことが分かる。
米国の生産性が高い理由
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
人気の連載
-
かっぴー
-
May_Roma
-
フェルディナント・ヤマグチ
27526
false
この連載について
週刊ダイヤモンド
店員に土下座を強要する、同僚に暴言を吐く、SNSに悪評を書き込む。そんなモンスタークレーマーが急増している。理不尽な要求を突き付けられ、精神的に参ってしまう人も少なくない。人手不足に悩む企業にとって、モンスタークレーマーは生産性を低下...もっと読む
著者プロフィール
2013年に創刊100周年を迎えた『週刊ダイヤモンド』は、書店で一番売れているビジネス誌。昔も今も“ビジネスパーソンのパートナー”として、常に変化する時代をキャッチし、鋭く取材対象に斬り込み、わかりやすく読者にお伝えしてきました。その中から選りすぐりの記事をお届けします。 ※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。
Twitter:@diamondweekly
Facebook:http://www.facebook.com/diamondweekly