イタリアといえば、移民先というよりも移民する人がいる国というイメージでありますが、イギリス同様イタリアにも外国人労働者が増えています。「はあ?あの若年失業率が超高くて、大人も失業率が高い国で?」と思われるかもしれませんが、ここも他の先進国と同じく、キツイお仕事を現地の人はやりたがらないのであります。仕事はあるのにやる人がいない、そうわけで仕方なく外国の方に来てもらっているわけです。
イタリアの若い者も日本と同じく、特に高等教育を受けていると、サービス業や手に職系の仕事はやりたがりません。ダサいしきついし面倒だからです。特にサービス業は日本と同じで、レストランだと立ちっぱなし、ピザ屋だと灼熱のキッチンで何時間も働かなければならず修行は大変、カフェも重労働です。家政婦や介護なんて絶対にやりたがらないし、製造ラインに立つのもまっぴらです。
イタリアと言えばパスタでありピザであり、カプチーノでありますが、こういう「いかにもイタリア」な世界も外国人なしでは成り立ちません。イタリアではピザ職人が不足しているので、なんとエジプトや中東から職人に来てもらっています。