前回ちょろっと触れましたが、イギリスの病院は出稼ぎ労働者だらけです。そういうイギリスの大都市の病院はどんな感じかという例をワタクシの体験を元に描写しましょう。
ワタクシはある日突然腹が痛くなり病院の時間外窓口に行きました。ここでは時間外も救急も「原則無料」なので「タダのもんは使い倒さねばならんわ」と貧乏根性を発揮して、「あんなところは行っても無駄だ」という家人の制止を振り払い、我が家のボロ車(18年乗っている某イギリスのヘタレ会社の車)を家人に運転させて病院に乗り込んだのでありました。
時間外窓口には今殴り合ってきたばかりで頭から血を流している人とか、渋谷にいる汚ギャルを250倍ぐらい凶暴にしたビバゴンのようなお姉さんや、ビザがあるかどうか絶対に聞いては行けない人々があふれておりました。
ケンタッキーフライドチキンの食いカスを周囲に投げつけている人の横に座り、3時間待たされたあとにコンゴ人の看護師さんが登場しました。
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