今日のテーマは行楽や運動会などの行事に活躍する『おにぎり』です。ご飯の炊き方を復習しながら、おいしいおにぎりについて考えます。
おいしいおにぎりに必要な要素は「口に入れるとほろりと崩れ」「噛むごとにお米のおいしさが味わえる」こと。また、持ち運ぶこともあるので、安全面への配慮も必要です。これらの要素を考えた結果、今回のレシピでは通常の炊飯とは異なる工夫をいくつかしています。詳しくは僕のnote『最高のおにぎりの作り方』にもまとめてありますので、興味がある方は読んでみてください。
そろそろ新米のシーズンですが、おにぎりに使うお米は新米でなくてかまいません。そもそも、新米は細胞組織がやわらかいため、おにぎりには不向き。普通に売られている米を使うほうがおいしくできますし、新米はやや割高なので経済的にも賢い選択です。
おにぎり
1.お米を研ぐ。野菜室で保存した冷たい状態のお米をボウルに入れ、冷たい水を浸るくらいまで注ぎ、熊手のように指を立てて、2、3周かき混ぜる。手早く水を足し、一度目の研ぎ水を捨てる。
米を研ぐという作業は混ぜることで米同士の摩擦をおこし、表面の膜を削るイメージです。力を入れると米が割れるので、力を入れずにやさしく研いでください。
一回目は手早く行います。研ぎ汁を含んだ水分を米に吸水させたくないからです。そこで研いだところに一気に水を加えて、余分なものを希釈して洗い流します。
2.1の作業を3回繰り返す。研ぎ水が写真くらい透き通ったら研ぎ終わりの目安。水をよく切り、炊飯器の内釜に移す。目盛りまで冷たい水を注ぐ。
3.塩3g(小さじ1/2)を加えて軽く混ぜてから通常通り炊飯する。(TIps 1 塩を入れて炊くと効率的な理由)