第8回】”第三の革命" ~日本に忍び寄る変革 (後編)

シェール革命と聞いても、日本でそれを実感する人は少ないだろう。日本は世界的な変革の潮流を読み、革命の恩恵を享受できるのか。大口需要家である電力、ガス会社の最前線を追った。(後編)

電力会社が“商社機能”
LNG価格を適正化へ

 電力会社の調達姿勢もようやく変わり始めた。

 「今は、原油と連動したLNG価格に経済的な合理性はない」

 東京電力の新組織体制で火力・燃料部門のバイスプレジデントに就任した中村直執行役員は指摘する。原油と連動したLNG価格は市場が小さく、原油価格が安定していた時代はそれなりの合理性があった。だが、投機マネーが原油市場に流入し、高騰する中では全く需給を反映していない。世界中でガス取引が増えるにつれ、石油メジャーなどが「売り手市場」を堅持するための道具となった。

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シェールが起こす3つの革命 ~シェールは世界の何をどう変えるのか

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米国発の「シェール革命」が世界を揺るがしている。大量の“金脈”の誕生で、米国は新たな存在感を際立たせ、世界のエネルギー資源をめぐる既成概念を破壊しつつある。一体、シェールは世界の何をどう変えるのか、日本は大きな変化にどう対応すべきなの...もっと読む

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