堀江貴文ミリオンセラープロジェクトとは?
堀江貴文さんの「決定版」「代表作」と言える単行本を出版し、その本を100万人に届けることで世の中を変えようという出版プロジェクト。本の制作過程をすべてニコ生・メルマガで公開し、原稿をcakesで連載し、それをダイヤモンド社から書籍化します。ベストセラーを多数作り出してきたメンバーを集め、従来は完全にブラックボックスだった本づくりの裏側を積極的に公開することで、まったく新しい枠組みに挑戦していきます。
公開会議ニコ生ページ
http://live.nicovideo.jp/watch/lv140817058
■第5回ニコ生出席者
今泉憲志(ダイヤモンド社書籍編集局局長)
柿内芳文(星海社新書編集長、フリー編集者)
加藤貞顕(cakes編集長)
古賀史健(フリーライター)
遠山一(ダイヤモンド社営業局)
寺田有希(女優、アシスタント)
■ 編集チームより
「ゼロ」からの一歩を踏み出せない人たちへ
単行本のタイトルはカタカナ2文字で『ゼロ』にしたい。世間では、堀江さんは最初から「持っている」側の人間で、何かズルをしてラクに持ち分を増やしていったと思っている人も多い。いわば、掛け算の名人だと。けれど、実際の堀江さんは、福岡の片田舎で暮らしていた「ゼロ」の状態から、地道な足し算をすることで自分の持ち分を増やしていった。そして、収監後、会社や信用を失ったいま、また新しい一歩を踏み出そうとしている。そんな堀江さんだからこそ、世間の人に「ゼロ」から一歩を踏み出すことの重要性を伝えられる。ゼロに何を掛け算しても持ち分は増えない。成功にショートカットはない。持ち分を増やすためには、ゼロからはじめの一歩を踏み出して、足し算によって「1」や「2」にしなければいけない。このタイトルを冠することで、堀江さんの本が、自分の道を踏み出せずに迷っている「ゼロ」の状態の人達の背中を押す本だということを伝えたい。
「働く」ことは、自分を自由にしてくれる
「ゼロ」を「1」にする一歩の行動というのは、結局、「働く」ことだと思う。なので、本のテーマとして、やはり「働く」ということに重点を置きたい。世の中を見ていても、仕事への悩みを抱え、働きたくないと考えている人ばかり。それに対して、堀江さんは、いつも目の前の仕事に全力で取り組んでいる。刑務所のなかでさえも、「袋貼りが昨日より50枚も多くできた」なんて、仕事の成果を喜んでいる。それは堀江さんが、「働く」=「自分の工夫によって、社会に価値を提供する」ことだと気づいていたからだろう。働くことは、ただの金銭と労働のギブアンドテイクではなく、自分自身と社会を前進させてくれる行為なのだ。「働く」=「お金を稼ぐ」だったり、「働く」=「つらい」というイメージにとらわれている人たちが、この本を通じてその意識を見つめ直し、もっと自由に生きられるようになればいいと思う。
■堀江さんより
人生は前に進むための選択の連続だ
今までの人生で、自分で選んだ仕事を面倒くさいとか嫌だとか思ったことは一度もない。自分で選んだわけではない刑務所での仕事も、袋貼りのやり方やハンドリフトの操作など、自分にとって未知のことを知ることができたので、けっこう楽しかった。昔から仕組みを工夫して効率をよくすることにやりがいを感じるから、どんな仕事でも楽しいものにできる。逆に言えば、仕事のなかで、もめごとなり人間関係なり、仕事が嫌になりそうな要素が出てきたときには、すぐに仕事をやめたり、その要素から距離を置いたりする。ダラダラと続けていてもいいことはない。それは、人としてどうなのか?と批判されるし、自分でもつらい気持ちになることも多いが、人生は短いのだから、うじうじと悩むよりは、思い切って前に進む選択をしていくしかない。
ガッキーとドラマに出るのは不可能ではない
自分がやりたいことを「できない」と思い込んでいる人が多いことも、すごくもったいないと感じている。たとえば、ガッキー(新垣結衣)が好きだという友人に「ガッキーといっしょにドラマとか出られたら楽しいよね」なんて言ってみたら、「そんなのムリだ」と返ってきた。つまり「やりたいことがない」のではなく「最初からできないとあきらめている」のだ。難しそうなことだって、具体的なプロセスを考えて、行動に移せれば可能性はあるのに、それができる人はとても少ない。
失敗したら人に笑われて恥ずかしいと思っているのかもしれない。僕は選挙に出たり、ミュージカルやったり、専門外のこともいろいろやってきた。最初は恥ずかしさゆえにためらったりもしていたが、流れてくるチャンスに全力で飛びついていたら、成功したときも失敗したときも、おもしろい経験や出会いをたくさんできた。やらなければ絶対に実現しないことも、挑戦さえすれば可能性は生まれる。しかもいまの時代、人生をやり直せないほどの大失敗をすることは少ない。やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいいということを伝え、将来が見えないと嘆いて自分の人生に限界を設定している人の背中を後押ししたい。
■ 営業チームより
仮釈放の満了日に刊行記念イベントを開催
本の発売日は10月31日。堀江さんには9月の事前注文の段階から、書店さんや販売会社さんに向けた内容説明やご挨拶等で全国行脚していただく予定。そして、堀江さんの仮釈放満了日である11月9日に刊行記念イベントを開き注目を集めたい。さらに、その後も実際に本を売ってくださる書店さんを堀江さんが回る「ドブ板2.0」のプロモーションを行おうと考えている。とにかく、真剣にゼロからスタートしようとする堀江さんの姿や、今回の本にかける彼の熱意を、販売の現場の方々にご理解いただくことに力を注ぐ。全国の書店員の皆さんからも販促アイデアを募っていきたい。
ゼロから始めようとする堀江さんの熱意を、読み手に伝える
本を影響力のある人たちに読んでもらい、書評等のかたちで推薦していただければ非常に効果がある。単に献本するだけではなく、しっかり本を読んでいただけるよう、堀江さんの熱意が伝わるメッセージを献本時に同封していきたい。書評ブロガーの方に集まっていただき、堀江さんが直接本の説明をするのもいいかもしれない。また、テレビで取り上げられれば非常に効果が大きいので、その実現に向けた動きも積極的に行っていく。いずれにせよ、「堀江さんがまたゼロから本気で始めようとしている、変わろうとしている」というメッセージを一般の方に伝えていくことが、今回の本をミリオンセラーにするための何よりのポイントだと思う。