はじめての公開イベントに、一抹の不安はあったけれど

複数の人と同時にそれぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイル「ポリアモリー」。今回は、ポリアモリー当事者のきのコさんが携わっているイベント「ポリーラウンジ」についてお伝えします。「ポリーラウンジ」とはポリアモリーに興味をもつ人たちの交流会です。先日、初めて「公開」で行われたポリーラウンジで、きのコさんは何を感じたのでしょうか。


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こんにちは、きのコです。

今回は、私が関わっているイベント「ポリーラウンジ」と、その広がりについてお伝えしていきたいと思います。

一抹の不安があった公開ポリーラウンジ

ポリーラウンジとは、ポリアモリーに興味をもつ人たちの交流会。私は以前はいち参加者でしたが、数年前から幹事のひとりとして運営に携わっています。内容はおおむね10~30人程度のお茶会/飲み会形式で、参加者以外には場所非公開のイベントとして開催されています。

先日、そのポリーラウンジが初めて“公開”で開催されました。

幹事は小島雄一郎さん。ゲストの私とあんちゃさんを交え、3人で対談する形式のトークイベントです。

公開ポリーラウンジ(あんちゃ × きのコ × 小島 雄一郎)

公開ポリーラウンジに対して、私としては一抹の不安もありました。

参加者の心理的安全性を保証するために、今までクローズドで実施してきたポリーラウンジ。それをオープンにすることで、アンチポリアモリーの人たちが踏み込んできて“ストーンウォールの暴動”みたいなことが起こりはしないだろうか。あるいは、それを警戒して参加者が集まらないのでは…という考えがよぎったのです。

しかし実際に告知を開始したところ、今までのポリラン史上最多といっていい、50人近くの申し込みがありました。当日も、殴り込みが起こるわけでも火炎瓶が投げ込まれるわけでもなく、小島さんの和やかなファシリテーションのもと和気藹々と語りあうことができ、ありがたいことに私の心配は杞憂に終わりました。

私たちが話し他の参加者は聞く、というかたちだったので厳密には皆の「対話」の場というわけではなかったのですが、話す人と聞く人とを分けたことで、参加のハードルを下げつつもトラブルが起きないようにすることができたのだと思います。それに、「自分は話したいわけではないが、他人の話は聞きたい」というニーズをもつ参加者も実は多いのでしょう。

私は”代表”でも”教祖”でもない

今回改めて思ったのですが、私にとってこのポリーラウンジというイベントの価値は、その多様性にあります。

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わたし、恋人が2人います。

きのコ

「ポリアモリー」という言葉をご存じでしょうか? ポリアモリー(複数愛)とは、複数の人と同時に、それぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイルのことをいいます。浮気でも不倫でも二股でもない「誠実で正直な複数恋愛」とはどのようなものなの...もっと読む

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