そもそも東京での子育てはハードルが高い

海猫沢めろんさんと下田美咲さんの対談第3回目です。前回、下田さんが「子育てのためには3000万円必要」と発言し、海猫沢さんはじめ周囲の関係者もどよめく展開に。今回は、子育ての何にお金を使うべきかを2人がとことん議論。下田さんが子育てで悩んだこととは? 海猫沢さんが考える育児に欠かせない条件とは?(構成:堀田隆大)

この苦しみが永遠につづくんじゃないかと思った

下田美咲(以下、下田) めろんさんはどれくらいの期間、ワンオペで子育てをされていたんですか?

海猫沢めろん(以下、海猫沢) 半年間くらい。

下田 え、長っ!

海猫沢 あの頃は「この苦しみが永遠に続くんじゃないか」という考えが頭から離れなかったです。本当のところ3歳くらいになれば会話が通じるようになるので、子育て全体が楽になるって知るんですけど。

下田 たしかに喋り出すまでは赤ん坊って珍妙な生き物かも。ということは、それまでずっと育児に苦戦されていたんですね。

海猫沢 そうです。朝起きたら、まず満員電車に乗って。

下田 えぇ、満員電車!?

海猫沢 高田馬場にある託児所まで通っていたので、朝の通勤ラッシュの時間に子どもを抱えながら乗車するしかなかったんです。乗り込むと周りがサ-ッと僕から遠ざかろうとするんですね。もちろん、赤子にぶつからないように配慮してくれているんですけど、みんな「ヤベェやつが入ってきた!」という顔をしていました。ファッションが甚平にスリングで子供抱えてて、髪がぼさぼさで死んだ目だったんで。

下田 その状況は想像を絶しますね……。

理想の住環境でないと子育ては病む
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海猫沢めろん×下田美咲 ホストに学ぶ育児のテクニック

下田美咲 /海猫沢めろん

2019年7月に発刊された、海猫沢めろんさん原作の漫画『キッズファイヤー・ドットコム』(画・川口幸範/講談社)は、歌舞伎町NO.1カリスマホストが、突然現れた赤ん坊の育児に奔走するストーリー。1巻では、赤子をあやしながらのホスト仕事に...もっと読む

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