わかる日本書紀① 神々と英雄の時代

ヤマトタケル、女装して敵軍の宴へ潜入【第十二代⑦】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した『わかる日本書紀① 神々と英雄の時代』から、日本の正史を学ぶ連載。

ヤマトタケル、熊襲を討つ

景行(けいこう)天皇は二番目の皇子・オウス(小碓尊=日本童男※やまとおぐな)を遣わして熊襲(くまそ)を討たせました。
オウスは、熊襲の首長で名をカワカミタケル(川上梟帥)という者が一族を集めて開いている新築の宴に、髪を垂らし少女に変装して潜り込みました。

カワカミタケルは美しいオウスの手を取って隣に座らせて酒を勧め、戯れ遊びました。やがて、宴の人もまばらになりました。オウスはカワカミタケルが酔いつぶれた機を逃さず、忍ばせていた剣をその胸に突き立てました。カワカミタケルは苦しい息の下、言いました。
「しばしお待ち下さい。あなたはどなたですか」
「私は、景行天皇の子、ヤマトオグナだ」

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マンガ遊訳 日本を読もう わかる日本書紀1 神々と英雄の時代

村上 ナッツ,村田 右富実,つだ ゆみ
西日本出版社
2018-12-18

この連載について

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わかる日本書紀① 神々と英雄の時代

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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